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アルビレックス新潟

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記事一覧

アルビレックス新潟の現在地、目的地、そしてこれから

アルビレックス新潟の現在地、目的地、そしてこれから

残り一節となった2023シーズンのJ1リーグ。
J2から昇格初年度のアルビレックス新潟はリーグ10位につけており、同じく昇格組の横浜FCがほぼ降格という状況と比較しても、新潟自体の経営規模(恐らくリーグ最下位の人件費)を考えても、10位は凄いことだと思う。

J2からの継続性
新潟がJ2に降格してから、数シーズン昇格するチームのサッカーを見てきた。殆どのチームが守備を固めて、前線の外国籍枠のパワー

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アルビ、J1折返し 〜風と共に去りぬ〜

アルビ、J1折返し 〜風と共に去りぬ〜

J1昇格したアルビレックス新潟。
久しぶりのトップリーグは以前戦っていた時代とはうって変わり、インテンシティバリバリの目まぐるしく攻守が入れ替わるサッカーだらけの環境に変貌していた。

そんな環境にJ2で磨いた攻守がどれくらい通用するか楽しみでチャレンジした17試合。

楽しい試合もあれば、正直言ってただただ不甲斐ないプロ失格の試合も幾つかあった。

そして、圧倒的な個の力を発揮してチームを引っ張

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アルビレックス新潟1-0川崎フロンターレ 〜真価を見出した左SB〜 

アルビレックス新潟1-0川崎フロンターレ 〜真価を見出した左SB〜 

暖かい日差しが降り注ぐビッグスワンで行われたJ2王者新潟対ここ数年のJ1王者と言って差し支えない川崎の一戦。

新潟は高木と堀米、千葉の主力3名が怪我で出れず。
川崎も怪我人続出でスタメンに苦労。
お互いけが人がいるなかで、結果的には新潟の方が影響を見せずに戦うことができた。

新潟は昨シーズンから「誰が出ても問題ないチーム作り」をしており、メンバーが変わる危機を乗り越えて昇格してきた。
しかし、

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広島1-2新潟 〜ただのメモの雑感〜

広島1-2新潟 〜ただのメモの雑感〜

https://www.football-lab.jp/niig/report/?year=2023&month=02&date=26

後半タイムラインが広島の攻撃だけ。広島がフォーメーション変えてマンツーマン気味にハメられたのはあるが、ピッチでは何が起こってたのか。
次節の札幌もマンツーマンで来るタイプ。
広島戦でめちゃくちゃ押し込まれた原因を考えてみる。

新潟のツートップ脇、広島のCBのワ

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セレッソ大阪2-2アルビレックス新潟 ただのメモの雑感

セレッソ大阪2-2アルビレックス新潟 ただのメモの雑感

前半

開始1分でわかる去年から地続きのサッカー

これを表現してくれたのはシンプルに嬉しいし、自分たちの準備していたことが感じてめちゃくちゃ嬉しかった

カメラの台数多いしカメラワークも良いし、これがJ1か

カウンターの時のスプリントで、選手のコンディションの良さを感じる

昨年の途中から目立ってきたダブルボランチもペナまで侵入する形が何回か見られる。昨年は島田のほうが上がってた印象だけど、今

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アルビらしさとは?新潟をフレームワークしてみた 2023

アルビらしさとは?新潟をフレームワークしてみた 2023

まずは、2019年。J2時代の新潟が目指していた方向性を振り返ってみよう。
片渕監督就任時、スローガンは「走れ!」
その名の通り、ボールをダイレクトに動かして、いわゆる縦ポン、THE J2的な走るサッカーを志向していた。

よく考えてほしい。これはたった3シーズン前。
でも、よく思い返してほしい。3シーズン前からさらに何年か前、J1の時代から新潟は泥臭く走るスタイルだった。

パラダイム・シフト

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名将松橋力蔵はアルビレックス新潟に何をしたのか?

名将松橋力蔵はアルビレックス新潟に何をしたのか?

監督一年目、J1昇格&J2優勝。
この実績で名将と呼ばずしてなんと呼ぶのか。

この名将が2022年のアルビレックス新潟で何をしたのか、備忘録として残しておきたい。

選手を信じた戦術まず、基本的に松橋監督は自分たちのサッカーの意図や核心をつくようなことはインタビューなどでは話さない。
前任のアルベルトは戦略戦術を言っていたし、選手たちも狙いを公言してただけに、やってるサッカーの意図は掴みやすかっ

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新潟1-1山口 ただのメモの羅列

新潟1-1山口 ただのメモの羅列

- 至恩のドリブルが効かないだと…!?
- 矢村がぱっとしない。ワントップやるには背負って時間作るか、降りてきてMF並みのパス能力欲しいことを再確認。中盤人数ダブってるから、至恩のゼロトップとかでもいい気がしてきた。
- 開幕だからテンション高かったのかなと思ってたけど、3節になっても前へ急ぐサッカーをしてる。これがデフォルトなのか?
- 中盤でゲームメイクできる選手が欲しい。ピルロみたいな。
-

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大宮2-2新潟 ただのメモの羅列

大宮2-2新潟 ただのメモの羅列

- 立ち上がりのビルドアップミスから失点。失点直後は高木と至恩が繋いでないで前へ蹴ろと主張。マイケルも千葉も蹴る素振りなかったから、周りの選手も蹴りにくい上下関係に感じた。あそこで外せれば前は数的同数だから、マイケルと千葉の繋ぎたい意図もわからんでもない。結果論だけど
- 失点後はSBを絡めたビルドアップをし始めて前進はできた。大宮は4-3-3でプレスするけど、新潟SBは置き去りの形。ただし、巧は

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仙台0-0新潟。ただのメモの羅列

仙台0-0新潟。ただのメモの羅列

- 高木が守備する

- コーナーはショートを多用。昨年はあまりしなかったが

- イッペイは大外も張れるし、中にも入っていける。ペナ内にいいタイミングで入れれば得点増えそう

- 仙台の守備の狙いがわからない。ボールの繋ぎも引っかかることが多め

- ヤンの守備範囲が広い。開けたスペースは藤原やIHが埋めるっぽい

- 攻撃が急ぎ過ぎな印象。GWまではこれでいいかもしれないけど、夏前からは時間作

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愛媛0-0新潟 〜体を整える〜

愛媛0-0新潟 〜体を整える〜

今シーズンの過密日程で、コンディション調整はどのチームも苦しんでいる。
新潟はここ数試合、選手のコンディションが顕著に上がらなくなってきた。
特にこの愛媛戦は、センターバックの2人はヘトヘトで、試合終盤は全く動けない状態になっていた。

コンディション面を振り返ると振り返れば、シーズン前半は得点が多いもの、失点の多さも目立っていた。
ハイプレスをチーム目標にしており、確かに前からボールを奪う意識が

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新潟2-2長崎 〜産業サッカーの陽が昇る〜

新潟2-2長崎 〜産業サッカーの陽が昇る〜

レンタル決定力

「決定力はお金で買える」
これを正に感じる鄭大世の1点目だった。持ってる男だ。
2点ビハインドの新潟は前から圧力をかけ、長崎の3点目を水際で防ぎながら、後半ロスタイムに至恩のゴールで追いついた。
半ば捨て身の攻撃を繰り返したチームは勝点1を得た。

パワープレーのその先に僕はいつも思う。パワープレーをして得た勝点は次に繋がるのか?という問い。
長崎戦、確かに新潟は素晴らしい反撃を

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福岡0-1新潟 〜アルベルト監督は理想主義か現実主義か?〜

福岡0-1新潟 〜アルベルト監督は理想主義か現実主義か?〜



理想主義と現実主義世の中には2種類のサッカー監督がいる。現実主義者と理想主義者。
当初アルベルト監督は理想主義者だと思っていた。もちろん、バルセロナに携わっていたし、殆どのサポーターはそう思っていたはずだ。
開幕の群馬戦、リーグ再開後数試合のサッカーは正に理想主義者そのもののサッカーだった。ボールを繋ぎ、ボールロスト時は鬼のようにボールを回収する。得点は沢山取れた。しかし、つまらない失点も多か

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新潟2-1山口、岡山1-0新潟 〜チャンピオンズリーグの気持ちで〜



前プレとGKを含めたビルドアップ後半に退場者が出たものの、逃げ切り勝点3を得た山口戦。
試合を振り返ると、前半30分までのゲームプランは素晴らしく、山口に何もさせなかった。
何故なら前プレとGKを含めたビルドアップが効いていたから。

逆に、破れた岡山戦。相手GKに前プレを外されて、カウンター気味に失点した。

どちらの試合も、ある意味、前プレとGKを含めたビルドアップが試合を決めた試合となっ

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