SS合評

セルフパブコンテンツを各自持ちより、ストロングスタイルに合評でやりあう四角いジャングル

SS合評

セルフパブコンテンツを各自持ちより、ストロングスタイルに合評でやりあう四角いジャングル

最近の記事

SS合評はタンブラ公式に移管されました! http://ssjointreview.tumblr.com/

    • 第一回SS合評最終選考結果

      • 再生

        第一回SS合評溜池山王場所

        初回実験体でありますので進行難、音声難、もろもろご容赦くださいませ! ▼ルール   ・作品レジメを作者からプレゼン3分(口頭言い訳) ・各評発表 3分×5人=15分(寸評口頭補足) ・ディスカッション 3分  ▼プログラム ・SS説明 ・合評   1、東郷正永 『神田で化かされた話』  2、高瀬拓史 『子供の頃に世界を救った話』  3、高橋文樹 『ノミナル』  4、持田泰 『變電社:第0世代の「第一の青春」私論序説』  5、波野發作 『十三日間日本一周(上)』  6、椋康雄 『抒情詩人留想譚』 ・結果発表 総括  ・各自記入再採点シート集計  ・栄えある第一回SS合評チャンプ発表

        • 波野發作『十三日間日本一周(上)』クロスレビュー

          S評出品作:波野發作『十三日間日本一周(上)』評価 椋:可 持田:良 高橋:× 東郷:△ 高瀬:△  椋 康雄 評価=可今回読んだなかで一番「はやい」と思ったのは『十三日間世界一周』でした。16 ビートなのか32 ビートなのか。「ロードムービー」という言葉あるけど紀行文ではない「ロード随筆」というのはありそうでない気がします。といってブログにはたくさんありそうでもあり。今回自分の世界と一番違う作品だと感じました。 持田 泰 評価=良「ルーザーのドライブ」はヴェンダース『パ

        SS合評はタンブラ公式に移管されました! http://ssjointreview.tumblr.com/

          高瀬拓史『子供の頃に世界を救った話』クロスレビュー

          S評出品作:高瀬拓史『子供の頃に世界を救った話』評価 椋:優 持田:良 高橋:△ 東郷:× 波野:×  椋 康雄 評価=優タイトルがちゃんとテーマにつながっていて、綺麗に結末につながっていく。うまい組み立てで書かれていると感じました。「はやさ」も読み手にとって多分丁度良い。こういう上手な文章を紡げるひとが他のテーマにいくとどうなんだろうと思います。先日高瀬さんは「みんなテーマがガチ過ぎる」みたいなことを言われていましたけどね。 持田 泰 評価=良  おそらくは20世紀後半

          高瀬拓史『子供の頃に世界を救った話』クロスレビュー

          東郷正永『神田で化かされた話』クロスレビュー

          S評出品作:東郷正永『神田で化かされた話』評価 椋:良 高橋:○ 持田:優 高瀬:× 波野:×  椋 康雄 評価=良多分自分と近い「はやさ」で書かれているのは『神田で化かされた話』かと読んで感じました。自分もこういう話しが好きでもあります。自分が書くとしたらもっと堅くなるかな……と思いつつでした。でもこういう話しはこの文体で書くからこそ共感を得られるところがあるかとも。 持田 泰 評価=優おそらくは氏の個性として(また読書家としての)の奥行きの深い詩情がありながら、そこに

          東郷正永『神田で化かされた話』クロスレビュー

          高橋文樹『ノミナル』 クロスレビュー

          S評出品作品:高橋文樹「ノミナル」評価 椋:良 持田:良 東郷:× 高瀬:○ 波野:×  椋 康雄 評価=良今回高橋さんとろすさんは本当に上手いと思いました。『ノミナル』は名前の話から始まって「nominal」という単語にテーマが収斂されていく。読んでいて丁度良い速さ。モデラートというか、アンダンテというか、あるいは4 ビートか。自分はここまで話しが移ろいながらテーマを一貫させて書く、ということは多分できなくて、そのことを「自分が思っている文章とちょっと違う」と言い換えてこ

          高橋文樹『ノミナル』 クロスレビュー

          持田 泰『變電社:第0 世代の「第一の青春」私論 序説』クロスレビュー

          S評出品作:持田泰 「變電社:第0世代の「第一の青春」私論 序説 上」 「變電社:第0世代の「第一の青春」私論 序説 下」評価 椋:良 高橋:× 東郷:× 高瀬:○ 波野:×  椋 康雄 評価=良この作品も「はやい」と感じました。「これ読んでる人はこれくらいは分かっているよね?」とばかりにいきなり走り出す筆致。ついてこれない読み手は置いていく勢い。今回自分が書いたところと対象に重なりがあり、そういう近さがあるんですが自分はもっとゆっくり文章を届けたいところがあって、そこに差

          持田 泰『變電社:第0 世代の「第一の青春」私論 序説』クロスレビュー

          椋康雄『抒情詩人留想譚』クロスレビュー

          S評出品作:椋康雄『抒情詩人留想譚』評価 持田:可 高橋:× 東郷:× 高瀬:△ 波野:×  持田 泰 評価:可  椋氏の祖父たる「埋もれた詩人」と、ちょうど僕の言う「第0世代」たる横山青娥(1901年生まれ)を絡めながら大正昭和詩壇について僕が見ている相とは違う相から描いている評論風エッセイである。もっとも中野重治が見捨てる「幻想詩派」「回想詩派」に属する一派ではあり、僕の見て居る相から眺めると沸騰する時代の脇を通り過ぎていった群という印象は読む前から否めなくある。それを

          椋康雄『抒情詩人留想譚』クロスレビュー

          第一回SS合評ノミネート作品

          2015年5月10日〆切参加表明作品椋康雄『抒情詩人留想譚』 持田泰『變電社:第0 世代の「第一の青春」私論 序説』 高橋文樹『ノミナル』 東郷正永『神田で化かされた話』 高瀬拓史『子供の頃に世界を救った話』 波野發作『十三日間日本一周(上)』 以上6作品

          第一回SS合評ノミネート作品