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卒業

放課後等デイサービス(以下、放デイ)という児童福祉の中でも障害福祉分野に在籍した3年。
就労移行支援への異動が決まった。

社会人で卒業なんて存在することに不思議な気持ちでもあるけれど、異動よりも卒業がしっくりくる。

3年。中1、高1が卒業を迎える年数。
それは短いようで長い日々だった。

正直、働き始めた時はすぐ次を探すつもりだった。

でも、今の上司と出会って、同じ指導員と出会って、3年ここで働く約束をして、それを守ることができた。

この約束は第二新卒で放デイに入った私が新たに挑戦する時に職歴で不利にならないように私を守るための3年だった。

その3年でさえ、耐えられないと思ったこともあった。
精神科病院を辞めて、放デイへ移ってから福祉関係を知ってる人に幾度となく、勿体ないを繰り返されたし、焦りもあった。

放デイを卒業した今、この寄り道は素晴らしい武器になる気持ちだ。
精神保健福祉士で放デイを経験したことのある人なんてそういない。

発達障害を知らずして、精神障害には関われないと強く今は思える。


もう二度と放デイに戻ることはないと思う。

だけど幸せな3年だったと思っている。

これからも福祉現場で頑張りたい。

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