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「黙示録四騎士、蒼の死刑執行人】

「銀河売りの獣飼い、それは彼の人。
蒼ざめた馬のいななきは、星々の鉄槌を罪人に下せたもう」

真紅のデゥカティ400cc super sporsを停車させると、セラミック製ヘルメットを脱いだ天碼の耳に、その不吉な歌が流れ込んできた。

「なんだあれ、酔っ払い?」

つい先ほど、奇妙な出会いで思わぬ案内人になった少年が、花緑青(はなろくしょう)の瞳を瞬かせて、河岸の向こう側で騒いでいる歌い手達を指差す。


一つ前のお話↑


貧しいC級区に住む非認知ベータ種と、獣人の非合法クローンで生まれたハーフビースト達だろう。東欧も22世紀には難民が溢れ返り、EU同盟国のほとんどが崩壊。それからはマザーAIフォートランと、優良アルファノイドの執政官らが懸命に腐敗した政治システムや汚染しきってしまった土地の洗浄、第三次世界大戦の戦犯連中の処刑や粛清を大規模に展開した。

有能な人工配合種であるハイブリッド・アルファで、地球やコロニー、火星や木星がほとんど占められるようになった24世紀。それでも自然受胎のベータ・ヒューマンや、特に獣の脅威的な繁殖力と自制心の無い好戦的思考を強く持つビースターは増え続け、今や太陽系の60%を占めている。

「あんな脳みそスカスカの大人はほっといて。この修道院で良いの? なんだかとてもその、あ〜、古い建物みたいだけど」
「いーんだぜ、正直にボロ屋とか廃墟って言えば?」
「ここに一人で住んでるわけ?」
「ああ、いつの間にかガキ達は餓死したり、病気感染して生きたまま燃やされたり。ヤバそうな実験施設に引き取られてヤク漬けにされちまって。誰もいなくなったんで、自由に広く使えて気楽なんだ」

木製の扉はガタついていて、鍵が元々付いていない。オートセキュリティを当然の文化として生きてきた天瑪には、衝撃的過ぎて思考が追いつかない。


「これってさ、安全問題とかヤバくないわけ?」
「ここに盗まれるモンがあるわけないじゃん。俺は脳下垂体埋め込みセルフィアイを使ってるし、デバイスも持ってないしね」
「システム媒体を全部、身体に移植してるってこと?」
「そっ! 持ち物が少なくて便利だよ」

ますます、この少年の経緯や境遇がわからなくなってきた。

身体的には、健康そうな十代……に見える。輝く花緑青色の瞳も、とても薬物を使用しているとは思えないし、染めているのだろうパープルのダックテールヘアも、きっちりセットされた髪型だ。

そして何より、両腕の義手。優秀な整備士でもあるナイファス設計デザイナーの天碼には、それらが太陽系連邦軍御用達のエグゼビア・エレクトロニクス製の、最新テクノロジーにてオートクチュールオーダーされたものだと、すぐに理解できた。両腕二本分で、一億デュべには届く金額だ。軍需産業の母体が、こんな若い子に移植を? 何故?




「うが〜、コーヒー淹れようと思ったけど、もう粉がねかったわ。ごめん、オニーサン。すぐそこの自販機で、なんかお礼に買ってくるから」
「いいって、タダで治すって最初に話したでしょ。気持ちだけ貰っておく。ねぇ、それよりさ。この錆びたパイプベッドで毎日寝てんの? 失礼だけどかなり、その〜、なんだか臭うし、衛生的にも問題あり過ぎるお宅だと思うんだけど」

その台詞をポワンと聞いていた少年は、「グフッ」と喉を詰まらせると、「ヤッベ、オニーサン超絶ユカイソーカイ面白いわ。大好きになっちゃうかも」とケタケタ笑った。

上を見上げると、天井……と言って相応しい物なのか、セルロイド版の屋根が所々欠けていて、間違いなく雨漏りだってしているだろう。煉瓦で積み上げられた壁は今にも崩れそうで、真ん中に置いてある古びたパイプベットには、毛布やシーツもかかっていない。床はタイルから汚水が滲んでいて、そこから異臭が立ち上ってきている。

「トイレとかお風呂はどうしてんの?」
「仕事場にはシャワートイレと簡易バスルームがあるんだ。セントウ? とか言うんだっけかな。一回600デュベでサウナも使えるよ。夜はそこに公衆便所があるし、特に困んないし」

下級公務員の父と連邦軍の整備下士官である母も、曾祖父母の借金返済には追われていたが、三人家族でそれなりに日常を過不足なく暮らせる、清潔な木星の軍人優先公団住宅には住めていた。まだかつてのEU支配地には、こんな劣悪な環境で生きている人もいたのか。しかもまだハイスクールにも届かない子供が一人で。


「あのさあ、もし良かったらこれから僕の家に遊びに来ない?」
「へっ、突然どうした?」
「いや、今日は同居人が泊まりの仕事で一人だし。作り置きの料理も、あ〜、口に合うかわからんけど、あるんだ。チーズスフレオムレツと、オニオングラタンスープ。デザートはマスカットシャーベットなんだけど」
「行く! ぜひお邪魔させて頂きます!!!」

少年の、パッと明るくなった表情に安堵する。明日にでも、生活安全課の友達に電話して、闇バイト勤務未成年への福祉対応がないか聞いてみよう。


「おら、ユキナリ!! てめぇ、昨日はチームのミーティングもサボって、何してやがったんだよ!!」


突然、その怒鳴り声で木のハリボテ……、ドアが蹴破られて二人は振り返った。もう二度と、出入り口としての義務は果たせまい。

「ユキナリ……?」
「あああ、ちょっとジャニアス! お客さんが来ているからさ、乱暴はやめてくれよ〜。法事で欠席するって連絡しただろ?」

乱入者は、背丈が2.5メートルには届きそうなハーフ・ビーストのオス。おそらくは風貌からしてセイウチか。でっぷり太った巨体は肌が岩色で、危険作業員が着用する特殊なジャージをだらしなく着崩している。

「何がホウジだ、おちょくりやがって!! 孤児院育ちの男娼に、身内なんざいるわけねぇだろう!!」

床のタイルを破壊しながら、セイウチ男が少年へ俵のような腕を伸ばす。

「ちょっとタンマ!」
「……ああ? なんだテメェ?」
「オニーサン、いいからいいから。もう帰んなよ。ここはいいって」
「良くない! 貴方がこの子の上司ですか? 深夜にティーンの子供を働かせるなんて、連邦法違反でしょう! 自分は太陽系連邦の技術佐官です! 所属と名前を言いなさい!!」

身長175cm体重62kgの天瑪が、2.5メートルの脂肪の塊へ声を荒げる。少年本人は「うわちゃ〜、ちょっとやめなよ」と、天瑪を庇うように前へ踏み込んだ。

「オネエチャン、こいつの新しい客か? なら可愛いツバメが作った借金をここで払いな! 二千万デュべきっかり、現金でな!!」
「二千万!?」

冗談ではない、現在返済中の奨学金全額分に相当する。「婚約者(仮)」のラグランジェ侯爵が肩代わりしてくれると言い出したが、まだ天瑪は了承していない。

「そんな金額をこの子が返し切れるわけないでしょ!? 分かった、今すぐ公認弁護士を呼びます。それから、私はオネーチャンじゃありませんので!」
「あんだとぉ!? テメェ、可愛いツラしてるからって甘くしてたら……!! つけ上がってんじゃねぇ!!」

飛んできた拳を、天瑪はクスィーアン特有の超反射でかわし、背後二メートルへ舞い降りる鶴のように飛び退く。瞬間、少年の顔色がサッと変わったことには気付かない。


天碼・メーライシャン少佐、27歳。



「テメェ、ここいらのモンじゃねえし、ベータ連中とも違うな。アルファにしてはチビで痩せ過ぎだ」
「オニーサン、やめてくれ。これは俺の問題だよ」
「そうだとしても、手を出されたのは僕だ。ユキナリ、だっけ? そこにいて、逃げても無駄だよ。さっき治療した時、きみのセンサーに僕のIDをシンクロさせたからね!」
「えっ、ウッソ! ズルくね!?」

ガチャンと、陶器が砕ける音。ガラス窓が破壊されて、廃寺院へと見るからに悪役顔の巨大達が踏み込んで来る。セイウチにリカオン、マレーグマ系のハーフ・ビースト五人。同じツナギを着ている。

「ジャニアス〜、何を手こずってんだよ。ガキ一人と……、うん?」
「女のベータ……、違うな。匂いが全然違う。普通のメスじゃねぇ」
「俺、知ってるぜ。この匂いは、へへ、驚きだ! こいつ、ナチュリア・クスィーアンだぜ!!!」

ザワリと、周囲の空気が一気に変化した。天碼を庇って前面に立っている少年が、ゆっくりと振り返る。


「花緑青」、謎の少年。声は神木隆之介で。


「そうだったの?」
「わざわざ知らせることでもないでしょ」
「ハハ、そらそうだ」

ジリジリと、ハーフ・ビーストが円を囲んでいく。クスィーアンの体力や戦闘値は、ハイブリッド・アルファには及ばないが、彼ら彼女らを凌ぐ聴覚嗅覚、そして特に直感力が特出している。だが地球上、いや銀河系に存在するほとんどの生物は、絶滅危惧種クスィーの実態を知らない。

「テメェら、気を抜くんじゃねぇぞ。クスィーは魔物だ。俺の爺さんが戦場で、何度もこいつらの心を読む暗黒魔道にやられたんだ」
「あのねぇ、クスィーアンはそんな安いゲームのダーク・ソーサリアンみたいなんじゃないよ。そういう偏見が誤解を生むから……」

天碼の台詞を遮り、セイウチが飛び上がって迫る。少年は天碼の腕を引いて軽々と痩身を両腕に抱え、廃屋の外へ飛び出し庇った。朽ちた石膏のマリア像は無表情に、その光景を見下ろしている。

「オニーサン、巻き込んでゴメンナサイ。でもここまで盛り上がったら、もうショーは幕引きできねぇわ」
「おにーさんってそれやめて。僕はアマメ! 意味は天を駆ける大理石の馬!」
「ヒョー!! かっこいいね、アマメ!! 惚れるぜ!!」

細身の二人を圧迫するように拳や蹴りが次々襲ってくるが、瞬発力と動体視力は断然、こちらが上だ。少年は巨体の肩に乗って頭蓋骨を義手で強打する。

「修理したばっかなんだから、乱暴しないで!」
「だって他に獲物がねぇから! なあ、あの渋いオートマは!?」
「バイクの整備パックの中! こんなのシミュレーションしてない!」

掴もうとしては逃げられ、身軽に舞い上がったクスィーアンに顔面蹴りを喰らったセイウチ達は、「この野郎!!」と何かを投げ付ける。硝煙の香り……!

「それヤバい!! 避けて!!」

少年の前に滑り込んだ天瑪は、目のすぐ上に花火を見てから、額が軽く焼ける痛みに息を飲んだ。パンパンっと、響く爆竹の破裂音。

「熱ッ!!!」
「アマメ!!!!」

顆粒火薬、法的に火器大型武器所持を許されない、貧民窟のビーストやC級ベータが闇市で入手している。不純物混合薬品で作られているので、火傷をすると治りが遅い。

「アマメのおでこが! 火傷!?」

少年が蹲った天碼の顔を見て、慌てて胸からスプレーを取り出す。ミストを吹き付けられると、まるで燃えるように傷に染みた。

「ちょっ、痛いよっ!! なにこれ痛い!!」
「爆炎中和剤だよ! これで抑えて座ってて!」

清潔なガーゼタオルで傷口を覆われる。手の甲にも軽い火傷があったのか、ジワジワと嫌な痛みが広がってきた。

「あ〜あ、無関係な人を巻き込んじゃったよ〜。俺プロ失格だわ」



「ユキナリ」が、ゆっくりと男達のいる位置へ近付いていく。


「……ったく……。一年半も潜入してたのに……。ま、そろそろ潮時か〜」
「な、ユキナリ……、テメェは……」
「アンタ達の行動、アホ丸出しで上にも報告しやすかったよ。安心しろって、人体売買や、ヤク売りのボスとも地獄ですぐに会えるさ」

左目をガーゼで押さえていた天碼の狭い視界では、ぼんやりと少年の背が伸びていく様子がスローモーションで上映されていた。

カチャンガチャリボキリ……。人型戦闘兵器ナイファスの起動時に聞き慣れたメカボーンノイズと共に、サイボット用金属が大きく開胸されていく。

「こ、この野郎、全身がバトル・ギミックかよ!!」
『ジャニアス・ポルック、マサル・イガラシ、チョー・ケイ・チャンシー、その他二名。殺人三十件、未遂二百余、未成年の闇オークション人体売買、及び非合薬物横流しの罪状が出ている。現場の動画も全て録画済みだ』

それまでは幼さが残る少年の繊細だった声が、機械独特の金属人工音声に変化する。本来の義手二本に加え、四本のそれらを放射状に展開。タランチュラを思わせる、背中から伸びたセラミックのダミーアーム。

パープルの毛髪は鎧兜形態のフルフェイスに覆われていき、身体全体も落ち着いたゴールドのバドリング・スーツに変形。「闇バイトの男娼少年ユキナリ」は、既に世界のどこにも存在しなかった。

『俺は、天王星の特殊工作部隊AZAS第二の騎士。猛禽王、静・アマデウス・ツタンカーメン閣下の名において、首謀者及び実行犯全員を粛清する』


「やめて、待っ……」

静止しようとした天瑪の声が、巻き上がった豪炎の中に飲み込まれる。

真紅と漆黒の中に浮かび上がるシルエットは、身の丈二メートルは有するエグゼビア・エレクトロニクス製のマシンアーマーに身を包んだ、鋼鉄のサイボーグ死刑執行人。

アーム四本をフル回転させ、フレーム・ユニットにゆっくりと点火。純度の高い水素性の豪霧が、オレンジの火柱が星空へ裁きの龍神の如く立ち昇った。


「ギャアアアアアアア!!!!!」
「燃える!!?? オレがぁ!! 燃えちまうウウウ!!!」
「助けて!! ヒイイイ!! 助けてェェ!!」



『銀河売りの獣飼い、それは彼の人。
蒼ざめた馬のいななきは、星々の鉄槌を罪人に下せたもう』




無機質なマシンボイスが、その歌を誦じる。

そこでやっと、天碼は悟った。

「銀河売りの獣飼い、それは彼の人」、彼の人とはツタンカーメン王である静のこと。そして、

人間とケモノの肉と脂、毛髪が燃える独特の臭気が夜の裏通りに溢れる。たまらずに、天碼はガーゼで口元を覆うと臭いが全くしなくなった。

「アマメ、巻き込んじまって、マジ悪かった。ごめん。でも俺とアンタがあの駐車場で出会えたのは、本当に偶然だよ。運命だったんだ」

カチャンと、軽い金属音が天碼の肩に触れる。体温を全く感じさせないギミックメカのはずなのに、優しい感触。

「蒼ざめた馬のいななきは、星々の鉄槌を罪人に下せたもう」、の星々の鉄槌とは、まさにこの処刑を指しているのだ。


「…………And behold a pale horse.And his name that sat on him was Death.(見よ、蒼ざめた馬だ。馬上に座す者の名は死)」
「そう、あの時に聞いたのは、今夜の処刑の告知だった。ヨハネ黙示録四人の騎士。俺達、天王星の特殊工作部隊AZASはフォーマンセルで構成されている。たまたま、今回は俺が東欧エリアに派遣されたんだよ。天王星でヤクを流そうとしたシンジケートを壊滅させる為にね」

身体が、金属の何かで覆われたのが分かった。真っ暗で何も見えない。

なんだか眠い……。身体が重くて、彼の声が、気が遠くなる……。


「地元の消防隊が救急車とすぐに来るけど、俺はアンタに付き添えない。ごめんね」
「う、待って、君は……」
「ルーデンゲイツァー侯爵とは、ツタンカーメン陛下の真ん前で会ったことがあるよ。彼は長く天王星で騎士修行していたから。でもまさか、あの鉄面皮の蒼の君が、誰かと婚約するなんて想像してなかったな」

顔を撫でられ、また冷たい何かを吹き付けられる。きっと同じ薬品だろう。痛みがどんどん無くなる代わりに、猛烈な睡魔が脳内を溺れさせてくる。

「大丈夫、10日もすれば傷は完全に消えるよ。この事はできるなら秘密にして欲しいな。愛しの婚約者殿に怪我させたし、今度は俺が侯爵殿に殺されちまう」

待って、待てと言おうとしたが、力が全く入らない。

「じゃあね、天碼。誰かに無償で優しくしてもらったの、生まれて初めてだったよ。本当にありがとう。ご結婚、幸せを祈ってるよ。ああ残念! 食いたかったなあ、天瑪のチーズスフレオムレツと、オニオングラタンスープ。マスカットシャーベットも!」

さようなら、と穏やかな息遣いだけが告げ、気配は完全に絶たれた。


2404年の七月七日、くしくも七夕を迎えたばかりの夜の、わずか三時間半に起きた出来事であった。


【僕と彼氏と、もう一人の彼。蒼の死刑執行人】





あれ? ギリギリ間に合わないかもと思ってたけど、書き切れました。よかった〜! 今夜は「双子座新月」だし、七夕も近いしで、ロマンティック路線を強めで出した「僕と彼氏シリーズ」です。

「蒼ざめた馬」を私が知ったのは、アメリカの壮大なる長編TVシリーズ「ザ・ホワイトハウス(原題、「west wing」)にて。

シーズン3までの脚本を、鬼才アーロン・ソーキンが神ともみまごう見事な文才で書き上げておりまして、その才能はブラッド・ピットに「アーロンのホンなら、タダでも出るよ! 当たり前だろう!?」と言わせしめるほど。


実際にアーロンの卓越した脚本でゴールデングローブ賞をゲットした「マネーボール」にて、二人はタッグを組んでいます。ブラピはこの映画にて、プロデューサーと主演を兼務。




「ザ・ホワイトハウス」は、最優秀エミー賞を四年連続、ドラマ賞を26年連続で受賞した、文字通り化け物テレビドラマ。

創作を行うする全ての世代に観て欲しい傑作です

出演陣も、チャーリー・シーンの父親で熱心な民主党支援者である、マーティン・シーン。その兄のエミリオ・エステベスも彼の息子で、子供や孫たちのほとんどがハリウッドに関わっています。

他にも亡くなられた名優、ジョン・スペンサー、映画で人気の名脇役、ブラッドリー・ウィットフォードなどの実力派がズラリ。
時々、漏話のオスカー女優マーリー・マトリンなど、超豪華ゲストが登場して驚かされます。


「ホワイトハウスの出演人、受賞歴」Wikipediaより。


その劇中で、ソンボンヌ大学とケンブリッジを両方卒業しているイギリスの大使、代々インド支配地総督を兼ねて来たジョン・マーベリー卿が、宗教戦争に揺れる大統領に対して、この「ヨハネ黙示録」を暗唱し、諭す名シーンがあるんです。


Wikipediaより。


そのあまりの素晴らしい人間ドラマの深い脚本に、両親と私は心底から魂を揺さぶられました。そして思ったんです。いつか必ず、こんな偉大なる物語を描いてみせると。

えっ、当然DVD BOXは全巻持ってますよ! 台詞もほぼ覚えてます!!そんな、「ザ ホワイトハウス」見ずして、物語創作者で食べていきたいなんて……ははははは!!! あり得ない。


今夜から、創作大賞2023年の応募作品をまとめたり新規構成し始めるので、次のお題に参加できるかわからないんですが、何かしら必ず毎日更新します。

マンガ描きたい熱が物凄く来ているので、メカアクション描きたいな……

さて!! 数日めちゃくちゃぶっ続けて頑張ったから、今夜はデリバリーのマトンほうれん草グリーンカレー甘口とハニーチーズナン、マンゴーラッシーだ!!


「僕と彼氏」近未来SFオメガバースシリーズ!







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マダム、ムッシュ、貧しい哀れなガンダムオタクにお恵みを……。