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憧れの人や師匠を超えていこう

昨年のWBCで、試合前に大谷翔平選手が「対戦相手チームにスーパースターがいても、今日だけは憧れるのをやめましょう」とチームメイトにかけた言葉はとても印象的だったし、本質を突いていました。

憧れることやファンになることは決して悪いことではありませんが、ともすると対等でなくなるというか、相手の方が自分より上だという感覚に陥ります。

憧れの人やファンになっている人と同じ業種やジャンルでやりたいなら、その立場を逆転するくらいの意志で臨まないと、対等になることも超えていくこともできないのです。

普段から先生や師匠もいらないと言っているのは同じ理由で、もちろんリスペクトすることは大事だし、時として教えを乞うことも必要なのですが、いつまでも上下関係でいたら超えていくことなんてできないのです。
師匠を超えていくことが、師匠に対して最高の恩返しなんですから。

ここでは何度も言っていますが、人生の主役は自分であって、自分以外の他人を崇めたり依存したりしてはならないし、相手が自分より上であるという思い込みも手放したほうがいいです。
リスペクトすることはあれど、立場としては常に対等です。

僕には師匠と呼べる人が3人いて、そのうち2人はすでに亡くなっていますが、便宜上というか、わかりやすくするためにあえて師匠と呼んでいたので、一生越えられない存在だとは思っていませんでした。

音楽的な面での師匠だったダニー飯田さんは、音楽家として素晴らしい才能を持つ人だったので、同じジャンルでやっていくことを諦めさせてくれた人なんですよね。音を聞き分ける能力や高い演奏技術があり、さらに音楽理論に精通していたので、ぜ〜んぜん敵わないやって若い頃に打ちのめされたんですよ 笑

だから自分は違う立場で音楽に関わり、自分の居場所を見つけようって探し始めたので、そのおかげで長い間音楽ビジネスに関わることができました。
だからある意味導いてもらったというか、出会えたおかげで今の自分があるので師匠と呼べるのです。

人間はどうしても他人と比べてしまう傾向にありますが、全く同じ人がこの世に存在するわけもなく、個性も違うし役割も違います。
自分にとって何が最適なのかを見つけていくことが、人生においての醍醐味とも言えるし、自分にしかできない仕事が必ずあります。
そしてそれは待っていても見つかるものではありません。

自分で道を切り開き、自分の仕事を生み出していくことができるし、またそれを実現できる時代になったのですから、迷わずグイグイやっていきましょう!特に今年はスタートダッシュするのには最高の年だと思いますよ。


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