教えてもらおうとするのではなくて上手に盗んで自分のものにしていく


昔の演歌歌手は、師匠の付き人を経験してから歌手になることもあったし、ギタリストの先輩も、師匠に交渉し楽器磨きをさせてもらえたことがきっかけで、結果的にプロになることができたと言っていました。

師匠は弟子に対して手取り足取り教えてくれるわけではないので、レコーディングやステージなどの現場で師匠の歌や演奏を聴きながら、自分で感じ取り吸収していくしかないんです。

つまり、師となる人のそばにいて、技術や作法などを盗むってことです。
これは教えてもらうこととは根本的に姿勢が違います。
「教えてもらおうという姿勢」と、「盗んで身につけていこうという姿勢」では本気度が違うからです。
この姿勢の違いは、結果的に大きな差になります。

盗むというと聞こえが悪いかもですが、どうやればいいのか観察をして真似をするのです。
何度も書いてきましたが、歌も楽器もコピーすることで技術が身につきます。自分の目で見て耳で聴いて、どうやればいいのかを気づいていける能力がなければ、本当の意味での成長はありません。

歌でも楽器でも、とにかく師匠となる人を見つけてその技を盗んでください。まずは歌い方や弾き方を真似て吸収するのです。
一時的に師匠に似てしまうとは思いますが、確実に技術は身につきます。
そして次に自分らしさを出すために、繰り返し繰り返し歌い演奏するのです。やればやるほど自分の個性がどんどん出てきます。

もしコピーするだけならただのモノマネで終わるので、自分の個性が出てくるまでは、コピーすることの数倍時間をかけて歌い込む、もしくは楽器を弾くことが必要です。

本当に歌や楽器が好きなら、ここに時間をかけることが苦痛にはなりません。本当に心から好きなら。

最終的にどうなりたいのかというイメージがあって、そのために自分で情報を探し研究しながら、有効だと思える手段を取り入れていく。
そして実際にやってみた結果どうなのかということを検証し、修整を加えていく。

教えてもらうのではなくて盗んで吸収していくという姿勢が、あなたを成長させ成功に導いてくれるのです。


Mail  quont1994@gmail.com



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