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友人とマンモス

序論 

マンモス。あのでかいやつである。パワーワードだ。

しかし、今回はなすのは、それではなく友人(以下Kとする)についてだ。なぜ、マンモスの話でKの話をするかというと、彼のあだ名がマンモスだからである。

 なにも彼がマンモスに似ているからというわけではなく、マンモスジムということに由来している。これだけ聞いてもぴんと来ないので、順を追って書き記す。そもそも、マンモスジムとは、今では珍しくなった小学校の校庭などにあった大きな遊具のことであり、年月が立つにつれ見ることはなくなった。

 私の周りも例外ではなかったようで、数年前、Kが小学校の校庭に入る機会が会った際、マンモスジムは跡形もなく撤去され、更地となっていたようだ。その際、彼が言った一言が「俺たちのマンモスが・・・」私の友人にマンモスが誕生した瞬間であった。

(以下K→マンモスとし、マンモスは名称として扱う)

 マンモスの由来を書き終えたところで、本題へ移ろう。

本文

 私とマンモスは、約20年の付き合いになる。腐れ縁といってもよい。なぜ私はマンモスという男に魅了されるのか考えてみる。変な話、彼は自分から誘ってくることをあまりしない。それは、私に対してだけといわけではなく、他の人にも該当するようで、基本的に受動姿勢である。そのため、私が誘いたい時にふらっと声をかけるのだが、ほとんどOKしてくれるいいやつである。 

 彼は今、畑にハマっている。自宅周辺で野菜を育てているのである。この前も「天地返し」しなきゃと、まるで必殺技かのように言っていた。種類は南瓜やトマト、大根などとけっこう育てているようなので、育ったらちょうだいと言っておいた。

 畑にハマる前には、自転車にのりながらポケモンGOやっていた。さながらその姿はまんまポケモントレーナーである。あうときあうとき、ポケモンGOのうんちくをひろうしたり、ちょっと歩くときでもポチポチしたりと、かなりのハマり用だったようで、東京モーターショーへ言った際も車みながら親子でポケモンGOをやっていたといのだからよっぽどである。しかし、つい最近会ってみたら、なんとやめていた。なんだか冷めたらしく、もっと時間を有意義に使いたいとのことだった。やってもいないし、興味もなかった私としては、「気づくの遅くね」と思わずにはいられない出来事となった。

 彼は車の買い替えを検討している。呑みに行ったときには、車談義をよくするのだが、実際の車にのったことがなかったようなので、とある日、中古車屋へつれて行くことにした。結果的に良さげな車は見つからなかったのだが、この日を境に彼は覚醒した。トヨタ、ホンダ、マツダ、スバルディーラー、他中古車屋など、多くの車屋に車を見に行き、試乗をしに行きまくったのである。これだけ、聞くと買う気満々なのかなーと感じるかもしれないが、本人からでた言葉こうである。「買う気はないけど、車見に行って、ディーラーでおしゃべりした」用もないのに役所に行ったり、重病ではないが病院にかかる高齢者が脳裏にうかんだのは言うまでもない。ある意味強靭なメンタルを持った男なのである。

ここまで、彼の最近の主要エピソードを話した。追々続きを書くかもしれない。


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