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読んだ洋書5冊

こんにちは。

今回は、読んだ後に忙しかったり、気持ちの整理ができなかったりでそのままになってしまっていた本5冊を紹介します。
あらすじと簡単な感想かおすすめポイントあり。ネタバレなしです。


①How to Read a Book

その題名のとおり「本の読み方」についての本! どちらかというと内容把握、読み込みの深さによって、どういう読み方をすべきか、といったメソッド紹介がメインです。英語圏への留学など、アカデミックな状況で本(教科書とか参考文献とか)の読書をたくさんしなければならない予定がある人は一読の価値はあると思いました。「内容をざっくりつかむ」方法から、「参考文献に当たりながら精読する」方法まで「本の読み方」について説いています。私はざっと読んだだけですがそれでも参考になりました。いずれ再読したい1冊です。


②The House in the Cerulean Sea

これは去年読んだもので、生真面目な中年男性が、「普通じゃない」孤児たちを育てている孤児院を存続させるべきかどうかを評価するため1人孤島に送られるというお話。子供たちが可愛らしくて、読み終えたくないわくわく感と、穏やかなハラハラ感がありました。ファンアートも活発なので検索するとすぐに子どもたちの容姿を描いてる絵がヒットします。またいつか再読してみようと思っている1冊です。


③Julia and the Shark

こちら、私の持ってる版はグレースケールと黄色のイラストが優しく、シルバーのエンボスが美しい、素敵な装丁の1冊です。父親が灯台のエンジニアとして仕事をするため、夏の間、はるばるイギリスの南部からノルウェーに近い島に引っ越した家族の姿を描いています。そこで海洋生物学者の母親が、幻の巨大サメ(ニシオンデンザメ)を探し、娘のJuliaは島の生活になじもうと奮闘します。児童書なんですが、トリガーワーニングがあります。あらすじにはハッキリと書いてありませんでしたが、その辺りの展開があまりに急だったので私はびっくりしてしまいました。一見ほんわかしたあらすじですが精神病(双極性障害)について子どもが知るためにいい機会になり得る本です。すごく考えさせられるので、小学校高学年か中学生の課題図書とかになりそうだなと思いました。いじめとか自殺とか、割とシリアスなテーマを扱っています。


④Fahrenheit 451

レイ・ブラッドベリの「華氏451度」。本を読むことも所持することも禁じられたディストピア世界のお話。今でいうワイヤレスイヤホンみたいな、耳に装着できる貝殻型の装置とか、壁一面に映像を映せて遠くにいる人とも話せるテレビとか現代に通じるテクノロジーが描かれていて、ブラッドベリは現代から過去に戻った未来人だったのではないかと思うほど、彼の先見の目に驚きました。本を禁じる国とかも、そのうち出てきそうだとさえ思ってしまった。読書を禁じられても命懸けで本を守ろうとする人、政策に流されて本に背を向ける人がいて、政府と抵抗軍の戦いが刺激的で面白かったです。本に魅せられる人間の心理というか、人間にとっての本の大切さを改めて感じました。


⑤Fortunately, the Milk

ニール・ゲイマンの遊び心が満載な1冊。子どもたちが飲む牛乳がなくなってしまい、牛乳を買うためにちょっと出かけるといって家を出た父親が、おかしな生き物に出会ったり不思議な世界を体験をしていく物語。なんでそうなる?というあり得ない展開が面白いです。ページ数は少なめでイラストも満載な1冊です。


もう8月も終わり間近!
9月には何を読もうか選ぶのも楽しいです。

さぁ次は何を読もうかな?
ではまた♪

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