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【Podcast更新】80席目「#ゆるラクゴ」のつくりかた

どうも、ゆるラクゴプロデューサーのイエモトです。
Podcast【「#ゆるラクゴ」のつくりかた】80席目を配信しました。

80席目はしゃべり足り部のまいこうさんをお呼びして、まいこうさんのモヤモヤからゆるラクゴをつくっております。
まさかオープニングに適当に話していた「カラオケあるある」が繋がってくるとは。。

しゃべり足りない部の方にもゲストで出してもらっておりますので、こちらも合わせてお聴き下さい!

まいこうさん初登場回も宜しければ!

さて、今回のまいこうさんのモヤモヤの重要なポイントは「出身地などのバックボーンについて、個人的な狭い経験や尺度だけで決めつけたりマウントを取ってくる人にモヤモヤする」という要素だと思われます。
それが「想像力の欠如」と感じられるのかなぁと。
まぁいますよね、周りに。決めつけてくる人ね。なんとなく年配の人に多いイメージが、あ、でもこれも決めつけ?自分も気を付けないとですね。
とはいえ、年配の人は、実際に長いこと生きていますから「自分は経験値が高い」と思いがちなので、そういった決めつけムーブを働いてしまう、と考えればあながち決めつけではないのかもですね。でも、そういう経験や視野の広さとかって、長く生きていれば養われるかっていうとそうでもないと思うので、そこに双方の行き違いが生まれやすいというところでしょうか。というか、逆に歳を重ねるごとに視野が狭くなる人が多い気も。老害みたいに言われてしまうのはまさにそれで。あれはなんなんでしょうか。いろいろ悟って視野が広がりそうなもんですけどね。自分はとにかく気をつけようと思いました。

福岡県出身のまいこうさんと北海道出身の私は「地方出身者」という点では同じバックボーンなのですが、決めつけや偏見に対する感度みたいなものの違いがあり、面白かったです。
例えば、まいこうさんの言う「地方出身なの?家、田んぼなんでしょ?」みたいないじりに対しての感じ方。
まいこうさんの場合、
オメーはどの位置からモノを言ってんだ、東京出身ってだけでマウント取ってくんなや
という感じだったかと(もちろん、こんな言い方はしてません)。
私の場合は、
なんてかわいそうな人なんだ!人生経験が乏しくて視野の狭い考え方しかできないんだな!そこでしかマウント取るところが無い人なんだな!
となるわけです。
まいこうさんも私も「相手の視野の狭さ」にモヤっとしている点では同じなのですが、基本、私に関しては他人に対して諦めるスタンスで生きているので、「まぁしょうがないよね」と蓋を閉めてしまいます。また、基本誰に対しても上から目線で生きているので、心の中でですがマウントを取り返しに行ってしまっています。
なので、どちらかというと、まいこうさんの方がまだ他人と同じ目線で分かり合おうとしており、他人を諦めていないスタンスですから、救いがありますね。お優しい方なので、相手の知識がざっくりし過ぎていることを見兼ねてもうちょっと解像度を上げてあげる努力も惜しまないかもしれません。私の場合、一旦受け流してその後もイラッとするくらい執拗なマウントみたいなのをされた際には、一切シャットアウトします。金輪際、私の人生に関わらせません。

また、付け加えると、私の場合は東京に憧れ、望んで東京の大学に進学しているという経緯もあるので、どちらかというと高校までの私がそういう偏見に満ちた人間でした。だからこそ、「まぁしょうがないよね」スタンスを取っているとも言えるかもしれません。
事実、東京に出るまでは北海道に何の魅力も感じていなかったですし、東京に住んでいる人の方が、断然凄いし、カッコいいし、イケてるし、ランクが高いと、一切の疑いもなく思っていました。だから先週も書いた通り、成人式にも行かなかったんでしょうし。
この時期にまいこうさんと出会っていたら、もしかすると派手にぶん殴られていた可能性すらあります。あっぶねー。
しかし、それから東京でいろんな人と関わる中で、「あんま地元の人と変わらないな」と気付き始めるのと同時に、北海道のブランド価値に気がつくわけです。道外の人々は、なんて北海道に対するイメージが良いんだと。そして何より、「北海道出身」というキャラが立って、コミュニケーションが楽だなと思っていました。北海道にずっといたのでは気付くことのできない、北海道の魅力や利点を存分に味わったのです。そこでやっと、地元に誇りを持てるようになったというか、愛着が湧いたというのが正しいかもしれません。だからこそ、今は東京だろうが、北海道だろうが、それぞれ価値があるじゃないか、出身地に優劣なんかない!という考え方にシフトできたのだと思います。

日本の特徴の一つとして、日本各地に個性的な文化や伝統が絶やさず残っていることを上げる方もいます。ここまで多様な地域文化が残っている国はほぼ無いと。それは、他国のように著しく土地を奪われることも無く、長いこと日本の土地を守り続けていることも関係し、土着信仰、アニミズム的な考え方が日本人の潜在意識にあるということなのかなと思えます。
ちょっと飛躍し過ぎていますが、出身地いじりができるとか、出身地でどこまでもトークが広がるとかっていうのは、世界的に見たら素晴らしいことなのかもしれません。
それが一挙に交わる東京という街もまた、重要な役割を担っていることは間違いないですし、我々は自身の出身地の文化をもっと知り、他の地域のことにも目を向けることもまた、非常に重要であると改めて考えさせられました。

もちろん、出身地のみに絞った話になってきたので、普通に他のことで決めつけてくるやつは、また別の検証が必要ですね。

結論、いついかなるときも上から目線を態度に出すな!ということなのかなと思いました。

では、また。

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