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安部恭弘/We Got It!(やったぜ)~隠れ名曲、名演コレクション。

 シティ・ポップというカテゴライズ、あんまり好きじゃないんですよね。
だって、「好きな音楽がシティ・ポップです」と人前で言うのは嫌ですもん(あくまで個人的見解です)。

 昨日は杉真理さんについても書いたので、今日は杉さんとやっていたバンド(杉真理&レッドストライプス~他のメンバーには竹内まりやさん、青山純さん、新井田耕造さんなど)でデビューした安部恭弘さんのソロ・デビュー曲「We Got It!(やったぜ)」について書いてみます。

・安部恭弘『ゴールデン・ベスト』(TOCT-10974/EMIミュージック)
期間限定プライスダウン盤。「We Got It!(やったぜ)」収録。
画像をタップすると、ヨコハマタイヤASPECのCMを見ることができます。

 この(やったぜ)というサブタイトルにかなり抵抗があって、聴くのがちょっと遅れてしまった私です。
でも、ヨコハマタイヤのCMに使われていたこの曲を聴いて、すぐにレコード屋さんに行きましたね。そうしたら、あまりのカッコよさに感動してしまいました。

 今、聴き直しても楽曲のスピード感は素晴らしいですね。
曲全体にフィーチャーされているコーラスがとにかく好きでした、どこか杉真理さんを彷彿させる感じもあったりして。
ちなみにコーラス・アレンジは安部さん自身だったはずです。

・「ミュージック・ステディ 5号」(ステディ出版)
特集「ポップス宣言」のポップ・チューンに「We Got It!(やったぜ)」が選ばれました。
画像をタップすると、「We Got It!(やったぜ)」を聴くことができます。

 セカンド・シングル「CAFE FLAMINGO」もヨコハマタイヤのCMに使われていたのですが、そんな時期に「ミュージック・ステディ 5号」の特集「ポップス宣言」のポップ・チューンに「We Got It!(やったぜ)」がピックアップされていて、アルバム『Hold Me Tight』をその勢いで購入したはずです。

 安部さんが所属していたレコード会社、東芝EMIには今でいうところのシティ・ポップ的持ち味のアーティスト、井上鑑さん、稲垣潤一さん、鈴木雄大さんがいて、4人のオムニバス『MODERN WAVE』が発売されています。

 セカンド・アルバム『MODERATO』は編曲がチャーリー・カレロというのと、マネージメントをオフコースを担当していた上野博さんがやっていることがわかって更にテンションが上がりました。
先行シングル「ジュリエット」も好きでしたが、アルバムからシングル・カットされた「TIGHT UP」がとにかく最高と思いましたね。安部さんのシングルでは間違いなく一番好きです。
この時期だったか、鈴木さえ子さんのラジオ番組「サウンド・キッチン」で安部さんの曲が流れて、さえ子さんが絶賛していましたね。

・「Chart vol.3」(SWITCH )
安部恭弘さんと杉真理さんの対談が掲載。 

 その後、1984年にはスカイラインCMに「Double Imagination」が使われたり、1986年には杉真理さん(Pops All Stars)「Yellow Christmas」に参加、小田和正さんの初期のソロ・ツアーに参加しています(ギターが弾けて、コーラスも出来、キーボードもという結構無茶な注文をクリアしたのが安部さんだったという)。

 そして、安部さんは現在も活動中です。
安部さんの東芝EMI時代の作品は紙ジャケットで再発されたので、現在もなんとか入手することができそうです。
でもMMGやキング時代の作品は現在入手困難なのが残念ですね。

 明日もまた隠れ名曲、名演コレクションをやってみたいと考えています。

 ではまたー。

 

 




 

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