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ケースから一掴みの5曲~南佳孝編。

 実はギリギリまで別のアーティストのことを取り上げようと準備していたら、YouTubeで紹介させるのが毎回南佳孝さんの曲でして、こうなったら、今日は南佳孝さんということにしました。こういう縁というのは大事にしないといけませんね。

 で、今回の選曲のテーマは昨日とほぼ同じという感がある、「夏だ!海だ!南佳孝だ!」ということにしました。
決して手抜きではありませんよ。念のため。
そいじゃ行ってみよー。

・南佳孝「スタンダード・ナンバー」 from best album 『30th STREET SOUTH』(MHCL-10005/ソニーミュージック)

 この曲はここを覗いている方ならお馴染み水道橋博士のツイキャスで話題になったので、久しぶりに聴いたら、やっぱりいい曲だな、と。
薬師丸ひろ子さんの歌詞違いのヴァージョンが「メイン・テーマ」というのは有名だと思いますが、実は「メイン・テーマ」のカップリング曲「スロー・バラード」と3曲は共通した世界(一つの車の中でのカンバセーション・ソングらしいです)の曲だというのはあまり知られていないんじゃないですか?
これは作詩の松本隆さんの発想だという。。
YouTubeに「スタンダード・ナンバー」と「メイン・テーマ」を並べて再生できる動画がアップされていたので、リンク貼っておきますね。

 さすがYouTube。「スロー・バラード」もアップされてました。歌詞に注意して聴いてみてください。あ、メロディは違いますから、これまた念のため。

・南佳孝「モンロー・ウォーク」 from best CD『singles 1978-1998』(MHCL-128/ソニーミュージック)

 続いては南さんの代表曲のひとつ、「モンロー・ウォーク」です。
郷ひろみさんが「セクシー・ユー」というタイトルでカヴァーしたこと(ただし、二番は歌詞違い)によって、楽曲と南さんの知名度が爆上がりしたという感じでしたね。
付け加えますと、林美雄さんのパックインミュージックの人気コーナー「ユアヒットしないパレード」でランクインした曲だったのも大きいです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、博士は「ユアヒットしないパレード」の熱心なリスナーで毎週順位を書き起こしていたのでした。
ちなみに作詩は来生えつこさん、編曲は坂本龍一さんで、演奏はギター鈴木茂さん、ベース小原礼さん、ドラムス高橋幸宏さんにキーボードが坂本さんというのが主なメンバーです。

 高橋さんと小原さんというサティスティック・ミカ・バンドのリズム・セクションがとにかくカッコいいですね。
続いては、郷ひろみさん「セクシー・ユー」をどうぞ。
ちなみにこちらはスティール・ドラムが入っていることもあってか、更にトロピカルな仕上がりですね。
編曲は太田裕美さんや岩崎宏美さんの編曲を手掛けていた萩田光雄さんです。

・南佳孝「忘れられた夏(シングル・ヴァージョン)」 from best album 『 夏の終わりに僕は君を失う』(SRCL-2713/ソニーレコード)

 南さんのセカンド・アルバムのタイトル曲なんですが、個人的な好みだとシングル・ヴァージョンの方が圧倒的に好みなんですね。
アルバム・ヴァージョンはジャズメンに南さんが加わった形での演奏なんですが、こちらはギター鈴木茂さん、ベース小原礼さん、ドラムス林立夫さんにキーボードが佐藤博さんと矢野誠さん、パーカッションが浜口茂外也さんという顔ぶれです。
画像で回しているのはベスト・アルバム『12LINES』もしくは『12LINES Ⅱ』ですね。

・南佳孝「ここでひとやすみ」 from album 『摩天楼のヒロイン+5』(CDSOL-1816/ウルトラ・ヴァイヴ)

 南さんがアマチュア時代に組んでいたバンドの編成はギター2本とボンゴだったそうなのですが、そのバンドでフジテレビ「リブヤング」(キャロルが出演したり、仲井戸麗市さんが古井戸で出演したという番組)のシンガー・ソング・ライター・コンテストに出場して、その結果入選したことがデビューに結び付いたわけです。
その時の曲がこの曲なのでした。アルバム全体はものすごく洗練されているように思いますが、この曲は荒々しい部分が残っているのがまたいいんですよね。
『摩天楼のヒロイン』は私にとっても大切なアルバムです。
この部分は「ミュージック・ステディ 新生号」を参考にさせていただきました。

 ・ラジ&南佳孝「THE TOKYO TASTE」from best CD 『30th STREET SOUTH』(MHCL-10004/ソニーミュージック)

 元々この曲はラジさんのアルバム『HEART to HEART』収録曲で、同じくラジさんと南佳孝さんのデュエット「クール・ダウン」のカップリング曲としてシングル・カットされたのでした。
私が初めて聴いたのは、確か南さんのベスト・カセットの『shell & salt』に入っていたのを聴いたからですね。
とにかくこのラジって人、声が素晴らしい!と思った記憶がありますね。
ちなみにコーラスとして、風の「ほおづえをつく女」や五十嵐浩晃さん「愛は風まかせ」に大滝詠一さん「Velvet Motel」などに参加しています。

 ちなみにラジさんはポニーテールというグループでデビューしたのですが(ちなみに鈴木慶一さんプロデュース)、その前に参加していたバンドのメンバーには現ジャック達、シネマの一色進さんがいたのですが、それはまた別の機会に。

 この曲は元々、サディスティックスのアルバムに収録されていた曲でして、今野雄二さん司会の「NOK」に出演した時の映像が残っています。
ラジさん、バズ、アレックス・イーズレーがヴォーカルで、演奏はサディスティックス+斎藤ノブさんですね。

 ちなみにこの数年前にはオフコースのコンサート「秋ゆく街で」にラジさんとバズがコーラスで参加しているんですよ。
オフコースの黄金の5人プラスパーカッションに矢沢透さん、コーラスにラジさんとバズが参加したその日の模様が発表されたら、日本のロック&ポップスの歴史が変わるかもしれません。。や、冗談抜きで。。

 ちょっと長くなりましたので、南さんのサマーソング特集はこの辺ということで。必ずしも洗練された曲ばかりじゃないのが私らしいといいますか。。でも、個人的には面白い内容になったと思います。
明日も「ケースから一掴み」をやる予定ですが、繋げるのが難しいな。。でも、頑張ります。お楽しみに。

 ではまたー。

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