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獲物の分け前~ペン編集部【編】「pen BOOKS 完全保存版 大滝詠一に恋をして」編。

 今年はとにかく大滝詠一さん関連の本をよく買っていますね。
少しでも時間ができたら読むようにしてますが、今のところ全てが興味深い内容です。
元々、大滝詠一さん関連本にハズレなし!と思っていますが、今年は特に内容が充実したものが多いような気がします。
じゃ行ってみよー。

 ・ペン編集部【編】「pen BOOKS 完全保存版 大滝詠一に恋をして」(CCCメディアハウス)

 この本を「買うしかない!」と思った最大の理由は、大滝さん以外のはっぴいえんどのメンバーのインタビューが掲載されているのを知ったからでした。
特に松本隆さんと鈴木茂さんのインタビューは撮り下ろし写真(だと思う)というのが最高ですね。
ちなみに細野晴臣さんの写真は近年の発表済のもの(だと思う)とかなり昔の大滝さんとのツーショットが使われてまして、かなりありがたい感じですね。。

 割とフォントが大きめなのはちょっと残念ですが、これはこれでかなり読みやすくなってます。
全体的に丁寧なつくりだという感じがしますね。
今の音楽シーンとのつながりは今年出た中で一番ではないでしょうか?
結構、知らないアーティストが取り上げられているな、というのが個人的感想ですが。。

 反面、証言者として佐野史郎さん(はっぴいえんどの研究者であり、大滝さんとの共演も多数)、鈴木雅之さん、伊藤銀次さん、水道橋博士、平川克美さん、野上眞宏さんが登場しています。
それほど文字量は多くないのですが、濃いエピソードが述べられているのが特徴ですね。

 他にも「ソロ限定でセレクト!私の好きなベスト3」には綿矢りささん、横山剣さん、オカモトコウキさん、水原佑果さん、光石研さん、カジヒデキさん、かせきさいだぁさん、吉澤嘉代子さん、大和田俊之さん、MOODMANさんが登場しています。
やはり『大瀧詠一』からの曲が多いという印象が強いです。この傾向は1990年代以降からだと思いますね。

 この本のベースになった「pen」も持っているはずなんですが、この記事を書くにあたっても探さなかったのでした。
最近、部屋にある雑誌や書籍を積んだままにしておく傾向が強くなってますから、来月にはなんとか整理したいですね。頑張ります。

 この本を作った方々の大瀧詠一さんに対する愛情の深さが伺えるのが何より素晴らしいと思いました。ありがとう。

 ではまたー。



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