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獲物の分け前〜「ミュージック・ステディ 1986年3号」

 まさか10月中にまた「ミュージック・ステディ」が手に入るとは。ビックリです。
いつものネット通販サイトにいつもの出品者さまから、また出品されていたのを発見し、即ポチっとしましたよ。
で、本日到着したのでした。
リアルタイムで勿論購入してますが、アパート時代に紛失してしまった号のひとつですね。
じゃ、行ってみよー。

・「ミュージック・ステディ 1986年3月号」(ステディ出版)

 表紙はハウンド・ドッグの大友康平さん。「フォルテシモ」の大ブレイク前から、実はステディで取り上げられたアーティストなのでした。
ちなみに私が紛失して再入手できないステディはバックナンバーのひとつがハウンド・ドッグが徹底研究された1983年11月号なんですよ。これがまたなかなか手に入らないのです。ちなみに表紙はザ・モッズがCMに出演した時のものだと思います。
カラーグラビアもハウンド・ドッグでスタートしている号なんですね。時代かと。
グラビアページには大江千里さんのライヴと杉真理さん「Let‘s City Harmony」というEPOさん、ハイ・ファイ・セット、ブレッド&バター、MALTAさんに小林克也さんがゲスト出演したライヴですね。これ映像あったら見たいな。杉さんの「Key Station#」を発展させた内容な予感が。
あと白井貴子&CRAZY BOYSにサ・モッズも。

 インタビュアーは矢野顕子さんから。アルバム『峠のわが家』インタビューですね。アルバムの充実ぶりが伝わってきます。
続くは創刊号で徹底研究された南佳孝さんのアルバム『LAST PICTURE SHOW』に関するインタビューです。かなりの人気アルバムなんだけど、実はスタッフ側からの評価はそんなに高くない気がするんですよね。残念。
BOØWYやPINKなどの旬のアーティストのインタビューもありで、テンション上がってしまいますね。

 1ページに満たないインタビューコーナーではタイツ(!)や政風会、カーネーションなどの記事が。懐かしい。両方CSV渋谷でLP買いました。

 で、徹底研究には山本達彦さんが登場。達彦さんもインタビューはアルバム出る度に取り上げられていたので、かなり嬉しい内容でしたね。
フィリップス時代からのファンだったので、村松邦男さんについて全く触れてませんがいないのが悲しかった記憶があります。
後に村松さんの徳間ジャパン時代の再発をお手伝いした時、達彦さんについてかなりしつこく質問してしまいました。すみません。
東芝EMI移籍後の達彦さんは「シティポップの貴公子」てか呼ばれてましたね、確か。
NOBODYが楽曲提供していたのを聴いて、マージー・ビートを熱心に聴くようになったり、洗練されたポップスよりもまたロック好きになったりするきっかけでした。
なので、リアルタイムでNOBODYのシングル&アルバムのファーストを買ったとかもあるんですね。

 その意味で達彦さんは私にとって重要案件アーティストなのでした。ステディでそのことを再認識したのですよ。ならもっと大事にして、紛失するなという話なんですが。
版型が次の号から変わる予定だっただけにかなりの力作だと思いますが、実は次の号では同じ版型で出てしまったのが後々響いてしまったようにも思いますが、それはまた別の話。

 ではまたー。


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