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「褒める」「認める」の影で起きていることを逃さない

集団のなかで人を守るのは難しいですよね…。

要領の悪い職員が仕事ができる職員に怒られたとして、要領の悪い職員が落ち込んでいたとしたら、皆様ならどうしますか?

多くの人が要領の悪い職員に手を差し伸べると思います。

ですが、仕事ができる職員は他の職員の分まで仕事の抜けがないように身を削ってイライラしながら頑張っていたとしたらどうでしょうか?

イライラが募って誰からも声がかけにくくなってしまった仕事ができる職員は、どんどんイライラを募らせてしまう…。

集団のなかでは皆の無意識のなかで、そんなことがよく起こっています。

集団のなかにはいろんなタイプの職員がいて、皆が承認欲求を満たしてほしいと仕事を頑張っています。

皆誰しも自分を認めてほしいんです。

誰かを認めたり褒めたりするときに気を付けなきゃいけないことは、それを見た誰かが「私は認められていない」「僕は褒めるに値しない」と思ってしまうことです。

だから、私の場合は、むやみやたらに褒めたり認めたりしないように心がけています。

大事なことは、まずは慎重に現状把握をすること。

発言力のある職員から話を聴いて、それで現状把握をしたつもりになっていることはないでしょうか?

実は普段しゃべらない職員が一番現状を把握していることがあります。

普段批判ばかりで嫌われている職員が一番現状を把握していることもあります。

大事なことは皆から話を聞こうとする姿勢です。

「声なき声」を聴こうとする姿勢です。

褒めたり認めたりすることは大事なことかもしれませんが、まずは現状把握に時間をかけることが何より大切なことです。

管理職が全員の声を聴くことは難しいことなので、主任やリーダーと協力しながら皆の声を聴こうする姿勢を持ちましょう!

そうした行動こそが、管理職やリーダーにとって皆からの信頼を勝ち取る方法だと思っています。

ちゃんと現状把握がなされてこそ、皆の信頼が勝ち取れ、「褒める」「認める」が生きてくるんです!

一つ一つに皆から話を聴こうとすることは現実無理なことも多いかもしれませんが、「姿勢」は必ず皆に伝わると思っています。

現実は無理であっても、この心がけを忘れず、現状把握に努める「姿勢」を持ち続けたいと思っています。

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