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良かれと思って

私の肌は、とても色白です。
ピンクっぽい白で、昔から女性に「羨ましい!」と言われてきました。
祖母からも「色白は七難隠すって言うんやで」と言われたりしましたが、私にとって色が白いのはめちゃくちゃコンプレックスでした。

野球少年だったのですが、夏休み中に練習しても全然日焼けしません。
いや、正確にはすぐに日焼けはするんですけど、火傷みたいに真っ赤になって、肌が焦げ茶色になる事なく白に戻っていきます。

夏休み明けにみんなが海に行ったりスポーツしたりして真っ黒になってる中、私1人真っ白。

「すけじろう君はずっとお家にいたのかな?」と言って笑った先生の事は忘れません(笑)


大学の時に付き合っていた彼女がすごく日焼けしやすい子で、いつも私の肌の白さを「いいな!いいな!」と言っていました。
最初は軽く流してたんですけど段々嫌になってきたので、実はコンプレックスがあるって事を伝えたんですね。そしたら

「そうなの?ごめんね。じゃあ…可哀想だね!」って言ってきました。

羨ましい→嫌な事だから羨ましがられても困る
→嫌な物を持ってる人はかわいそう!

って発想だったんでしょうけど、いや、それは違くない?(笑)って話になりました。

本人に悪気は一切無いので、終始「??」ってなってましたけど、羨ましがられても困りますが、かと言って哀れみの目で見られても不快です。
当時の私としてはどう説明したもんかなと悩んだ結果、その子は背が凄く低かったので『身長低くて可哀想だね』って言ったら怒ってました(笑)
まぁ、それで気付いてくれたので良かったんですけど。


で、それって障害も同じだと思うんですよ。


肌の色が白いのも黒いのも、天然パーマでもストレートヘアでも、視力が悪くてメガネかけてるのも、聴力悪くて補聴器付けてるのも、歯並び悪くて歯のケアに時間がかかるのも、足が不自由で車椅子乗るのも、知的障害があるのも、東大入るのも。

自分は褒めてるつもりでも、相手が嫌がったらそれは貶し言葉。
貶してるつもりでも、相手が喜んだらそれは褒め言葉。

きっと私も、知らないうちに傷付けて、無意識に差別してきたんだろうな。
その自覚を持って、過ごしていきたいですね。

二人の障害児の父
すけじろう

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