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障害者グループホームを開始するにあたっての注意点

私のブログを簡単に言うと

『障害児育児をされてる親御さん方へ
障害者グループホームって凄い稼げるし、自分の理想を形に出来るし、子供への不安なくなるし、自由も得られるし、良い事ばっかりだよ!
やりましょう!』

って事になるんですけど、書いてて楽しいからテンション上がってたので『そういえば気をつけた方がいい事書いて無いわ』っていうのに、昨日気付きまして・・・。

なので、今日は上記した楽しい事とは真逆の、気をつけた方がいい事を4点、書いていきます。


①行政に対して不満が溜まる。アテに出来ないと知ってしまう

知らぬが仏…の部分を知っちゃいます。
私が行政の洗礼を浴びたのは開業の挨拶に行った時ですね。

利用者さんがホームに入居される際は必ず、その方がグループホームを利用する事を市町村の障害福祉課が認めている必要があります。

だから行政と関わらないって事は絶対に無いですし、障害福祉課からも「こんな方いらっしゃるんですけど…」というご紹介もありますので、開業の通知が来てすぐに市の障害福祉課に挨拶に行ったんですね。

『開業の挨拶に来ましたー』

「おぉ、そうですか。正直珍しいです。数が足りて無いのでありがたいですねー。どうして開業されたんです??」

『実は子供が…』

「なるほどー。では、市内の相談支援事業所や作業所にも、新しいホームが出来た告知をしておきますね」

『うわー、それは助かります!ありがとうございます!!何か広報に載ったりとかするんですか?』

「いえ、多くの障害福祉事業所が集まる報告会があるので、その時にご紹介させていただきたいと思います」

『あ、そんなのがあるんですねー!嬉しいです!ちなみに次はいつ頃開催されるんですか?』

「えー…あ、次は4ヶ月後ですね!(ニッコリ)」

今まで凄い営業スマイルでいましたが、この時は素で『は?』と言ってしまいました(笑)

しかも、その報告会以外の告知は無いとの事。
ホーム足りないのにそんなんでいいのか?
多くの方に入居してもらいたいとか思わないのかい…?

ちなみにその報告会で私のホームの紹介をされた時は、ありがたい事に既に満室でした。

そして、A市にあるホームなのに、利用者さんにA市市民が1人もいないという状況になりました。
その後、その報告会経由のお問い合わせが4件来ました。
この方達は、行政によって機会損失させられたという事ですね。



②求人出してもサービス管理責任者がなかなか見つからない

サービス管理責任者(サビ管)は必ず必要な存在なのですが、求人出してもなかなか来ません。
私が開業した時はまだ(有資格者が)2回講習を受けたらすぐに取れた資格だったのですが、数年前に何故か、年単位の受講が必須のものへと変わってしまい、かなり価値の高い存在になってしまいました。

(私は資格的には取れたのに取りに行かなかったので、ちょっともったいなかったなーと思っています)

少し根気がいるかもしれない、という覚悟はしておいて損はありません。

③開業場所にはこだわらない方が良い。

例えば、この市で開業したい!というお考えの方と、県内ならどこでもいいという方では、圧倒的に後者の方が成功する確率は高いです。

物件の見つかるスピードもそうですし、利用者さん獲得のスピードも同様です。

特に私が開業し始めた時に比べたら、色んなコンサル会社がグループホーム開業支援を始めたので、ホームの数はかなり数は増えました(それでも全然足らないんですけど)。
特に都市部はかなり需要と供給のバランスが取れてきているので、郊外が狙い目です。

弊社では、先日沖縄の離島に作りましたが、良い感じです。
利用者さんによっては、都市部から引越ししたいって方もいらっしゃるかもしれませんよね。



④従業員さんとその家族、利用者さんとその家族への責任が生まれる

これは当たり前の事ですが、これを忘れて始めたらエライ事になります。
得られるお金、安心や自由ばかりを求め、この部分を無視してはいけません。

従業員さんにしろ、利用者さんにしろ、あなたの決断一つで、仕事や住む場所を失ったりするのですからね。責任重大です。

でも逆に言えば、従業員さん利用者さん両者のQOLを上げれる事が出来る立場になるのですから、やりがいを感じるのは間違いありません。

従業員さん、利用者さんのQOLの向上を常に一番に考えたグループホーム経営をしていただきたいです。
一番に考えても、必ず残るものは残りますから。



以上、注意点を4点あけましたが、いかがでしたか?
特に④は大事なので、開業後も絶対に忘れないようにして下さいね。

①のようなエピソードはまだまだ沢山あるのですが、別に行政さんに文句が言いたいわけではないので、相談会等で個別にお話しましょう(笑)


二人の障害児の父
すけじろう

開業についての相談・サポート、開業後の営業、書類関係、家探し、全てお手伝いします。
特に、私と同じ障害児育児中の親御さんからのご連絡はとても嬉しいです。
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