なんにもない日とベビースター
ほーら、生きてみようぜって
何とか外に出た午後8時。
何も掴めないまま払込票を握ってコンビニに進む。
道路を挟んで、ダッシュした中学生が水筒を落とした。懐かしい音。
冷ややかに見つめた井戸端会議の奥様たち。
自転車を置いてこんな夜に。
もしかして開いているかもと寄ったスーパーはやっぱり暗くなっていて、
そんな田舎が好きだ。
家を出てから胃の不快感は消えていない。
裏道、暗い路地を歩いて、
薄暗いピンクの花を見た。
珍しく青になった信号を渡り、コンビニに着く。
品出し中の店員と目が合って気まずい。
ゼリーを買うつもりが重たいパスタ、スナックに移る。小学生ぶりに選んだお菓子と、お酒。
払込と一緒に会計を済ませ、ありがとうを言えた。
奥様の会議はまだ続く。
路地で手をぐっと握った。
怪しいが口で大きく深呼吸しながら歩いた。
誰もいない道。星。蛾が横切る。
こちらに来て虫と、海と、山と、星と、猫が好きになった。
甘えてしたLINEを取消して鍵を開ける。
重たく暑い空気がのしかかる。
窓を開けて今日初めてTVをつけた。
スマホを繋いでYouTubeを流す。
突然書きたくなって、再生しながらnoteを開いた。
今日は何もしてない。
また書きたい。
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