すみれ

29歳、短歌、漫画、詩を作るのが好き

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最近の記事

私が、私らしくいること

小学生のとき『恋と愛の違い』について前の席から一人ずつ答えることなったの覚えてる。 深さの違いだ、とか 無償かどうかだ、とか 恋が先でそのうち愛になる、とか なんやかんや言って自分の順番が回ってきて、自分がなんて言ったかは覚えてもない。 先生だけが少し知ってるような顔してにやにやしてたのが印象的だった。 生意気な子も控えめな子も、そこにいた誰も恋や愛についてよく語れなくて、あの瞬間だけは全員が平等だった。 恋とか愛とか、なんだろう。 恋は楽しくて未熟って感じがしてた

    • 安野モヨコ『働きマン』の「ぶつかっちゃだめ、交わすんです」って言葉がお守りのように効いてきた。

      • 「ベランダの猫」第3話

        指輪の行方 ベランダの室外機の上で温まっていると、彼と彼女が大きな声で言い合うのが聞こえてきた。 すると次の瞬間、彼女が窓から何かを投げた。 私は猫の俊敏さで驚き跳び跳ねて身を隠したけど、キラッと光った感じで、飛んでいったものが何か分かった。 あれは、二人の大切なものだ。室内の言い合う声が更に大きくなった。 私は前からあれが欲しかったから「要らないならちょうだい!」と心の中で叫び、走って探しにいった。 猫の目は人間よりも良くないが、いろんなところに潜りこんで暗闇に目を光らせ

        • 「ベランダの猫」第2話

          飼い猫の家出 時々、飼い猫が外に出たがるから私は協力して窓を開けるけど、彼はこのことを知らないだろうな。私は小さな悪事に加担しているような気がしたけど、猫は犬みたいに散歩しないし、たまには外気を浴びることも健康に必要だろうと思うことにした。 出掛けていった猫を見送って、誰もいない室内を見た。 もし飼い猫と外見が同じだったら、どさくさに紛れて入れ替わってやるところだ。 昼寝して、起きたら夕方だった。室内を見ると彼が帰ってきている。 あれ、飼い猫の気配がないな。 飼い猫

        私が、私らしくいること

          「ベランダの猫」第1話

          あらすじ主人公は人間に恋をした猫。なぜか雨に濡れると人間の姿になってしまう猫は、その姿を彼に見られたくなくて、晴れの日限定で彼のベランダに住み着いている。要領の悪い彼とその恋人、憎まれ口の憎めない飼い猫、公園でたまに話す野良猫たちとの日常を描く。 主人公はベランダから観察する彼との関わりや何気ない日常の中で悩んだり悲しんだりしながら、それでも些細なことに幸せを感じていた。 それはきっと、猫だから。切なくてほっこりするお話。 補足登場人物の簡単紹介 主人公 一人称:私 黒

          「ベランダの猫」第1話

          本音と表現 星野源

          ノートを書くのをやめることにした。 すごく真面目な話をするつもりなのに早々にタイトルで韻を踏んで遊んでしまった。 きっとまとまらないけど 最後に書いてみたいことがある。 ※以下、ライトハウスの話がちょいちょい出る。 昔の知り合いで本音を言えないって人がいた。 私にもそういう時があったなと、思い出していた。 本音を言えないというか、言わない。 言わなければ本音はバレないと思っていた。 けど、本当のことって一瞬の間や隙をついて意外とバレてるんだよね。 私が大事にした

          本音と表現 星野源

          後悔しないように..って思ったけど 後悔してもいいよね でも、後悔しないように努力することがすごく大事なんだと思う

          後悔しないように..って思ったけど 後悔してもいいよね でも、後悔しないように努力することがすごく大事なんだと思う

          「どうしようもない」を「どうしようもない」として咀嚼した。

          怒るのが苦手な私は 自分の感情に真摯なんだと思った。 自分の感情を 喜 怒 哀 楽 の型にはめて処理することが苦手で 特に 怒 のときって色んな感情があっての結果だと思う。 喜怒哀楽の中で、喜 哀 楽は過程の感じがするし表現の幅がある、柔らかい個人的な感情な気がするけど 怒だけは形や向ける先を感じる。 どうしようもない感情が湧いたとき、何かしら名前のついた感情に振り分けて処理できないというのはしんどい。 それをすぐ、怒りとして処理する人もいて..。 私の母は素直な

          「どうしようもない」を「どうしようもない」として咀嚼した。

          自己肯定感という言葉は使わない

          『自己肯定感』と見聞きすると、なんかいつも引っかかる 自分でも使っても、やはりひっかかるし、軽い言葉に感じる 例えば尊敬してる人に対して、信念や堂々とした心を感じたとき、自己肯定感高いとかいうのは的外れだし失礼だなと思う 自己肯定感とは、自信のない人が考える「自信」のイメージなんじゃないか この言葉を言い訳にして、それ以上つきつめて考えない感じ 曖昧に自信を錯覚して、早々に自己喪失してしまってる感じ 自分を信じられないと、自己肯定感ってやんわりした言葉に行き着いてしまう

          自己肯定感という言葉は使わない

          クリスマスは友人への感謝

          去年の今頃は散々で、 「サンタじゃなくてサタン!」とか風刺画みたいな標語を掲げてくたばってた。 そんなところを友人に助けられた。 辛かったけど、あの日があったから、ただしい道を始められたと思う。 そういえば、『銀河鉄道の夜』は色んな本を手放した中で残った一冊で、『ナナメの夕暮れ』の隣に置いてある。 もう一回読みたくなった。 街が緑や赤に染まってくし広場にはイルミネーションが11月半ばには光り始めてて あれからもう1年経つのか、って振り返ったとき 助けてくれた友人への

          クリスマスは友人への感謝

          「頼る」ってどういうことか

          今年は仕事も恋人も失ったのに 悲壮感もやがて去って 肉まんが食べたい!とか、考えられるようになっている シチューとかコロッケとか作って食べて喜んだり お風呂に入って温まったぐらいで幸せだと感じられるような健やかさを取り戻した 何か解決したわけではないけど、私にしては上出来だと言ってやりたい 辛いことがあって 自分ではどうしょうもなくなったとき、心を預かってもらう それを自分の意志で迎えに行く その流れが頼るってことだと友人が言ってた 自分の気持ち投げつけたり、背負わせた

          「頼る」ってどういうことか

          聞いたことに対して、「なんでそんな事言うの?」とか「なんでそんなこと聞くの?」「考えたこともない」ではなく ちゃんとその人なりの言葉で返してくれると嬉しくなる。 この人は私と会話をしてくれる人だ!って思う。 一緒に考えてくれる人が、私は好きだ。

          聞いたことに対して、「なんでそんな事言うの?」とか「なんでそんなこと聞くの?」「考えたこともない」ではなく ちゃんとその人なりの言葉で返してくれると嬉しくなる。 この人は私と会話をしてくれる人だ!って思う。 一緒に考えてくれる人が、私は好きだ。

          言葉にする前、どう思われるかばかり気にして、自分が分からなくなってた

          お昼ご飯食べてお腹いっぱいでボーっとしながら、電車に乗って次の目的地に向かってた。 東福寺駅を通過したときに「東福寺駅には...東福寺があるのかな?」って友人に投げかけて、言ってからアホなことを言ったということに気がついて笑った。 この名前なのに、なかったらいかつい。 友人は、「跡地になってるとかならあるかもね」って言ってた。 ※東福寺は超有名な寺でめちゃくちゃ現存してます。 何気ない会話だけど あのとき、自分はすごくリラックスしてたと思う。 何かを言う前に考えな

          言葉にする前、どう思われるかばかり気にして、自分が分からなくなってた

          傷ついた友人と鴨川で話したこと

          大人になってからのお友達と京都へ行った。 現実が荒れている中で、今日は息抜きだった 私も友人も仕事の人間関係が大荒れで なんでこんなことなってんのやろな?ってぐらいの現状にある。 私の仕事仲間の話をしたらドン引きしてた。 その子もその子で嫌味な人と仕事を組まされていたらしく気の毒すぎる。 互いに互いを気の毒がる時間。 ※ちなみに今日こういう話で思うこと、基本的にブーメランばっかりです。笑 そのうち恋愛の話になり 彼女は「そろそろいい人見つけたらその人に決めて

          傷ついた友人と鴨川で話したこと

          好きになった人を信じようとするのではなくて 信じられる人を好きになりたいと思った 好かれたいのではなくて、信じてもらいたいと感じた

          好きになった人を信じようとするのではなくて 信じられる人を好きになりたいと思った 好かれたいのではなくて、信じてもらいたいと感じた

          ご褒美が欲しい

          嫌な努力をしているわけではない 自分のために自ら進んで頑張っていることなのに ご褒美がほしいと思うのはなんでなんだろう 今日もとても疲れた 仕事でも誰とも話してない 話すことが苦手だから 誰と話さなくてもいいのに、君とは毎日話したいと思ってた 電話したいって言われて この間、断ったのに 本当は、私のほうがずっと電話したかった 君はそんなの知りもしない 他でもない君の言葉が欲しくなる 君の言葉って、なんとなく心がこもってないというか 嘘っぽい 本当のところは分からない そ

          ご褒美が欲しい