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     喧嘩という迷惑行為

どうも、ハタガミです。

唐突ですが、あなたが最後に喧嘩をしたのはいつですか? あるいは誰かに怒りの感情を最後に向けたのはいつですか?

もしも過去2日間のうちに怒りを向けてしまったというのなら、要注意です。あなたは怒りやすい人なのかもしれません。

今回は他人に対して怒ることのリスクと、喧嘩の危険性を記事にしてみました。

どうか怒らずに聞いてください。

怒る人のエネルギー

これは子供の頃、喧嘩の絶えない家庭で育ったり、両親の口喧嘩をよく見てきたり、教師に怒られてばかりの学生時代を過ごしてきた人ならば分かると思うのですが、人が怒るときのエネルギーは凄まじいものです。

何も意識していないのに声が大きくなり、身振り手振りが大きくなり言葉が荒れて、人によっては暴力に発展してしまう人もいるでしょう。

子供の頃、そんなエネルギーに当てられたことがある人なら必ず理解できると思います。怒られるのが怖いと。

「おこだてませんように」という絵本が出るほど、大人の怒りに子供は尋常ではないストレスを感じます。説教のつもりだろうがアドバイスのつもりだろうが、怒りながら言っている時点で子供は怒られたとしか感じません

少し話が逸れましたが、これは子供だけの話ではありません。
大人だろうが老人だろうが同じことです。
人間は怒られることに凄まじいストレスを感じるのです。

この当たり前をきちんと理解して、それでもなおこの場は怒らなければならない!と理性で合理的に判断してから怒る(正確には怒ったフリをする)という人を、私は見たことがありません。

怒る人は、ムカついたり、自分に非が無かったり、相手が悪かったり、相手に責任があったり、自分が被害を受けたりして感情的に怒ります

では、その怒りを第三者が見ればどうなるのでしょうか?

喧嘩は迷惑行為

はい。これがもう結論でこの記事で一番伝えたいことです。
喧嘩とは双方の怒りがぶつかり合うものです。両親の喧嘩を目にした子供がそうであるように、例え見ず知らずだろうが喧嘩の大声が聞こえてくると、人は苦痛を感じるのです。

不快だとか目障りだとかそういうレベルではありません。
科学的なことを言うと、視覚野の萎縮という脳へのダメージだったり、自己肯定感の低下につながら記憶力の低下、コミュニケーション能力の低下など様々な悪影響を及ぼしますが、説明は割愛します。

ともあれ、喧嘩は第三者に確実に悪影響を与えています
なにより心が汚れます。スピリチュアルな言い方ですが、要するに人格が荒むのです。多感な人ほど。

あなたはその危険性をきちんと理解して怒っていますか?

怒らずにいるために

ここまで読んだあなたなら、怒っちゃダメなんだと理解できたでしょうが、それでは具体的に怒らずに生きていくためにはどうすれば良いのでしょう?

私の結論は、訓練するしかない、と思います。
考えや価値観を変え、咄嗟の感情を制御できるよう自制心を鍛えるのです。

少し具体化すると、例えば自分を怒らせるのが悪いという思考。これはそもそも間違いですよね。この世界は既にあなたを怒らせる要因で満ち溢れています。なので怒らせる要因を消そうという思考はやめましょう

他にも例を出すと、トラブルが起きたときに誰が悪いかはどうでもいいという価値観が必要です。職場などであえて責任を明確にすることはありますが、基本的に人間関係のトラブルにおいて誰がどういう理由で何故悪いのかを解明したところで何も解決しません。実のところ、これは誰かを叩く理由を探しているだけなんです。

なので誰が悪いかではなく、自分には何ができるかを考えるだけで十分なんです。誰に非があるのかなど、余計なことでしかありません。仮に責任を逃れようとする犯人がいたとしても、その犯人を追及し怒ることは、本当にあなたがすべきことでしょうか? 

……と、こんな風に怒りやすい人特有の思考や価値観を変えるしかありません。というか、それぐらいしか怒りに対処できないと思います。
なにせ心を変えることは簡単ではありません。
難しいと感じる人こそ、一人で自分のことを考える十分な時間を取ってください。大切なことです。

あとがき

……なんか見返したら説教臭くなってますね。まぁいいや。

身の丈話をすると、私は昔から壁の薄い隣部屋から聞こえる実姉の喧嘩を何度も聞いて来ました。
受験期だったことや、夜中だったことは関係ありません。その声からは様々な悪影響を身に染みて受けてきました。
姉の言葉は私に言っているわけでもないし、物を投げられたわけでもない。
それでも、私は本気で苦痛を感じたのです。

そうして、喧嘩とは迷惑行為だと気づくことができました。

というわけで、今回はこの辺で。
この記事が、少しでもあなたが考えてくれる機会になればと思います。
また次の記事でお会いしましょう。

では。


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