見出し画像

小説執筆が趣味の人は読むべき「職業としての小説家」村上春樹【書評】【小説家】

今回は、村上春樹「職業としての小説家」という本を紹介します。僕はこの本を高校生の頃に読んで、今でもたまに読み返すほど気に入っています。村上春樹のファンの方、小説を書きたい書いている人は必ず読むべき本だと思います。

この本の内容は以下の通りです。

目次
1.小説家は寛容な人種なのか
2.小説家になった頃
3.文学賞について
4.オリジナリティーについて
5.さて、何を書けばいいのか?
6.時間を味方につけるー長編小説を書くこと
7.どこまでも個人的でフィジカルな営み
8.学校について
9.どんな人物を登場させようか?
10.誰のために書くのか?
11.海外へ出ていく。新しいフロンティア
12.物語のあるところー河合隼雄先生の思い出
あとがき

職業としての小説家

この中で、僕が気に入っているのは、「6.時間を味方につけるー長編小説を書くこと」の章です。小説家は芸術家であり、芸術家は自由に思いつくままに仕事を進めると考えていました。しかし、長編小説を主に書いている著者は、工場のように毎日決まった分量だけ書いているようです。

長編小説を書く場合、1日に400字詰め原稿用紙にして、10枚見当で原稿を書いていくことをルールとしています。僕のマックの画面でいうと、だいたい2画面半ということになりますが、昔からの習慣で四百字詰めで計算します。もっと書きたくても10枚くらいでやめますし、今日は今ひとつ乗らないなと思っても、なんとかがんばって10枚は書きます。なぜなら長い仕事をするときには、規則性が大切な意味を持ってくるからです。

職業としての小説家

小説家といえば、締め切りに追われて、小説を書いているイメージがありますが、それでは続かないと著者は言います。習慣化が大切だということがよくわかります。

この本では、他にも著者が小説家になったばかりの頃のエピソードやオリジナリティーについても書かれています。ぜひ、読んでみてください。



今ならKindle Unlimitedで無料で読めます。↓僕が出版した本です!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?