「自他の紐づけ」依存者の血走った眼


自分は子供の頃からこれを視て来た。
他責を越えて主体を失ってしまうと人間はこの眼になる。
シツケと称したSMプレイ、毒親の眼だ。
対象に自分を押し付ける時、悪魔が取り付いた表情になる。
よだれを垂らして虐待する、依存、つまりサディズムを爆発させる。
観察すればどうやら唾液の分泌が多くなり、食欲、性欲が混在すると。
つまりフロイトのリビドーっていうのは割と正しい気がするワケだ。

欲求の起点は食欲も性欲も、ほぼ何でも同じ根っこにあると。
本能に近づけば近づくほど同じ物になるのではないか。

アル中の変質者も何人か観たが、常態的にこの眼の時がある。
アルコールにより発動する無礼講状態に慣れてしまうと、
おそらく人間性を失う事にも抵抗が無くなっていくのではないか?
人としての責任から解放される感覚がやめられないと。
この眼と気味の悪いマウントスマイルでじ~っと視られた事がある。
この時、あの変質者たちはどんなおぞましい妄想をしていたのだろう?
そして我に返った時、挙動不審になって意味不明な言動をとる。
おそらく取り繕っているワケだ。これ割とテンプレ。
また変質者は都合のいい要求を断ると眉間に皺を寄せた凄い表情になる。
多分「思い通りにならない! 裏切られた!」と思ってる気がする。
そう言えば、楳図かずおの作品でも眉間に凄い皺を寄せた悪人が出てくる。
あの先生もそういう表情を何度も視て来たに違いない。
濁り切って血管の浮き出た眼、やはりあの気持ち悪い眼も見て来ただろう。
親元地元の金持ち二代目アル中ストーカー先輩も同じ目だった。
本当に気持ち悪い、ゴキブリよりずっと気持ち悪い。

また、悪魔祓いと称して娘を虐待する親は、多分この眼になるんだろう。
娘じゃなく自分に悪魔が取り付いて、その責任を弱者へ転嫁する。
自他の紐づけにより、自分の中の悪魔を投影する。
依存の本質的な状態、ATフィールドが消えて対象と同化していると。
自己陶酔のマスターベーションを他人に強いる。
娘(自分)の中の悪魔を追い出したいと。
まぁ狂ってる。

経験上、依存者っていうのはサディストとイコールの様な気がする。
ターゲットと同化する為に魂が抜けるからあの眼になる。
クライブバーカーの「ジャクリーン・エス」のラスト、究極の愛だと。
対象と融合する為に剥き身の自分の本質を顕すと。
これはもう、捕食と依存と性欲の境界線が消えたという事。
そういや昔、手塚治虫も同じ話を描いていた。
タイトルは「グロテスクへの招待」だったか?
好きな物を見つけると融合してしまう少女の話だ。
諸星大二郎の「生物都市」あれは全てが融合してしまう事で皆が安心する。
ひょっとすると依存・食欲・性欲・融合と、同じものかもしれない。
まだ知らない何かがあるのだろうか?
エヴァンゲリオンのラストのアレだろうか?

しかし、あの血走った眼は人間の物じゃない。
あの眼のヤツはケダモノだ。
何らかの破壊衝動、突き上げブロック、精神の否定の様な気がする。
肉体だけの存在になろうとしているような、自分の中の精神のパージ。
人間性のパーテーションを自分から外すからこそ、あの眼になる。
自他の同化を拒絶されたくないという意味か?
誰もが本能を解放するとああなるのか?

自分はかなりイレギュラーな面があり、
毎回自分に対する周囲からの大抵の指摘は的外れだ。
加害してきた後、取り込みをしてきて、それを拒絶すると加害してくる。
人と関わる度に、毎回同じことが繰り返される。
こちらからすれば理不尽だが、相手も裏切られたかのような表情だ。
相手が自分の定義から外れた時に、彼等は不安になるのだろうか?
どうしても潰さないと気が済まないと。
更に掲示板でもワケの分からない情緒的な攻撃を受ける。
つまりキャラクターだけじゃなく、言ってる事をも拒絶されていると。
その場合、モニタの向こうの連中の眼もああなっているのだろうか?

一体彼等は他人に何を期待してるのだろうか?
やはり、一般論カルトの異端者として排除したいのか?
そういや、スターシードの宇宙人説だと、敵性宇宙人もいるらしいと。
視えない何らかの戦いが行われているのか?
そんな事は本当にあり得ることなんだろうか?

旭川のイジメ少女の描いた絵と同じような物を自分も描いていた。
例の「周囲に眼がたくさんある絵」だ。
たぶん彼女も自分の同類だったのだろう、だから付け狙われたのか?
あの眼は他人の肉体を転々と憑依して、相手を物色しているのだろうか?
そういう何かがあるのだろうか?

中央線の某駅、教会の神父に声をかけられ洗礼を受けさせられた事がある。
その教会の中をチラッと見た時、
異様に血走った眼のみすぼらしい子供と目が合った。
あれは忘れられない眼だ。まるで赤の他人に向ける眼ではない。
あの子供は何者だ? あの教会はなんだ? 何が何だかわからない。
一体、自分に何かあるんだろうか?
その後、神父に頭頂部を押された時、何かが入り込んだ気がする。
自分の中に何かがあったのか、入れられたのか、何なのか?

そこかしこで主体が他人の連中は裏切られたような視線を向けてくる。
猜疑心の様だったり、或いは逆にやたらと好意的だったりと。
そしてやはりどうしても執着されやすい体質の様だ。
多分、何かがあるんだろう。
人種、性別以外に視えない分類が存在するのだろうか?

あの血走った眼は単純にマウンティングの付属物なのか?
それとももっと深い意味があるんだろうか?

まぁ散漫になったけど、そういう話。

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