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短大卒のズボラ主婦が読めた行動経済学・心理学の本

まだ上巻だけですが、
『ファスト&スロー あなたの意思はどよのように決まるか?(ノーベル経済学賞受賞者、ダニエル・カーネマン著)』
を無事読み終えることができました。

集中して読書できる時間は用事のない平日9時半~13時、娘を幼稚園へ送り出し、洗濯機を回し、食器洗いを済ませたりその日の掃除を済ませてから幼稚園のお迎えの時間まで。
しかもタチの悪いことに私はとても気まぐれなので、本を読む気になっても別の本を読み始めたり別のことを始めたりして難しい本や興味の湧きにくい本から逃げるので、読み終えるまでかなり時間がかかることもしばしば。この本は2ヶ月くらいかかったかな・・・。

表紙はあっさりしているしちょっと取っ付きにくいこの本、しかも帯に
「東大でいちばん読まれた本」
とデカデカと謳い文句が印字されているので凡人の私は読む前に身構えてしまいますが、それでも読めたので皆さんにもきっと読みやすいはずです!

ちなみに私は日本文学科出身のゴリゴリの文系(とは言っても文学に対する知識は無いに等しく、ただその分野が好きなだけで選んだ)で、数字を見ると思わず目を逸らしてしまう人間なのですが、そんな私は数字が出てくるお話が入ってきた時には、メンタリストDaiGo氏オススメの
「なぜなら」「つまり」「しかし」読み
をしながら読みました。
それについては『知識を操る超読書術(メンタリストDaiGo著)』をご覧いただると詳しく説明が載っています。

そもそもなぜこの本を読み始めたのかというと、とある映画を観た事をきっかけに、「差別」というものにより敏感になったのが理由の一つです。
私は自分のことを差別のない、偏見のない、あるいは出さない人間だと思い込んでいたのですが、その価値観というか思い込みを考え直さないといけないなと思ったのです。自分は思い込みの強い方だなと最近感じていたのもそう思った背景にあります。
そこから、そもそも差別心というものは思い込み(バイアス)に過ぎないのではないか?とふと考えたのが、バイアスに関するこの本を読もうと思ったキッカケです。

そしてこの本を読んでみて興味深かったのは、心理学の分野では基本的なハロー効果(簡単に書くと、最初の印象に引きずられてしまうこと)を始め、長期的な予測ができると思い込んでしまうスキルの錯覚についてなど、私たち一般人から専門分野を極める学者さんまでが陥ってしまいがちなバイアスについて解説、分析されていたことでした。まさか、専門家まで・・・!

バイアスの存在を知っていても自分の中から全てのバイアスを確実にぬぐい去ることは不可能ですが、知っているのと知らないのとでは大違いで、時々「これってもしかしてバイアスなのではないか、思い込みなのではないか、直感に従いすぎていないか」など、立ち止まって俯瞰して考えられることができたら、もっと成長できるのではないか、と考え、下巻もこれから読んでいきたいと思います。
Amazonオーディブルでもこのシリーズは聴けるみたいなので、下巻はオーディブルで耳から情報を入れてみようかな?

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