メンタルケアと、人付き合いの悩みの改善のために、わたしが5年かけて勉強してきたこと 【2】
1はこっち。https://note.com/sutekinakotoba/n/n0781f77ffcba
せっかくすこし時間ができたので、今日は『自分を許してあげる』の詳しいお話に触れたいと思います。
【自分におっけーを出す】
前の記事では人との関わりや、境界線について綴りました。
今日は自分と自分の関わりについてです。
自己否定をどうしてもしてしまうこと、に悩んでいる方は多いかと思います。自分を認めてあげよう!とはよく言うけれども、その詳しい方法を教えてくれる人はあまり多くないです。
自分を認める。方法は、『自分に共感してあげる』ことです。
まず、大切な友達や家族をひとり、自分の頭のなかに用意します。
次に、自分の悩みごとを紙に書き出してみます。
そうしたら、大切な友達や家族が、紙に書いた自分の悩みごとを持っている人である と仮定します。
自分の悩みごとを、大切な人の悩みごとである と仮定して、次はその悩みごとを相談された と仮定します。カフェとか、電話とか、なんかの席で、大切な人がその悩みごとを打ち明けてくれたときの、自分の返答を考えます。
次に、自分の用意した返答を、悩んでいる自分に向けて言ってあげる。読んであげる。
無理 って思う人も多分いますよね。だって大切な人の相談に乗ったら、相手を否定してぼこぼこにするような言葉をかける人、多分いないので。
自分にこんな優しい言葉をかけて、甘やかしちゃうのはいけないことだって。思うかもしれない。でも、考えてほしい。あなたは大切な人を甘やかそうとして、その言葉をかけたんですか?多分違いますよね。
『自動思考』というものが人にはあって、ネガティブな人は常日頃から自分を否定する言葉を使いがちです。ちょっと難しいかもしれないのですが、なにかにつけて、まずは形だけでも自分を褒めてあげるのがすごく大切です。
自分に厳しくしなきゃ とか、努力できなくなる とか思った人、安心してください。自分を大切にする ということは、努力をやめるということではないです。向上心をなくすことでもないです。自己肯定をした上で努力して、自分をよりよくすることは可能です。
わたしは、『頑張らない』方法について勉強していたとき、心理学の先生に『頑張らないって言われても、私には目標があって、頑張らないのは無理です』と言いました。でも、先生が返してくれたのはこうです。
『努力をするな っていう意味じゃない。努力をする時間と、ただそこにいる、そこにあるだけの時間を、使い分けることが大切なんだよ』
これをわたしたちの間では『することモード』と『あることモード』の使い分けである と言っています。あること っていうのは、いわゆるマインドフルネスの考え方で、ただそこにいること だけをするという瞑想に近い方法になります。
瞑想については、また時間があれば書こうと思うので、そのときに読んでもらえたらうれしいです。
『自分を褒める』『認める』『OKを出す』というのは、自分に120点をつけるとか、1000点をつけるということではありません。
『自分に点数をつけない』ことです。自己肯定っていうのは、自分って素晴らしい と思えることではなくて、自分って素晴らしい/自分はだめだ という考え方をやめることなんです。
ジャッジをしないこと。マルやバツをつけないということです。
これができたから私は素晴らしいとか、これができなかったから自分はだめだとか、そういう思考をやめる努力をしていくのがいいと私は思います。
できたことを数える。がんばったね、と自分を褒めてあげる。
がんばれなかったら、がんばれなかったね、しんどいね、と自分に言ってあげる。理解してあげて。無理 って思うよね。無理 って思いながら、わたしみたいに、5年くらいやってみてください。
メモとるとか毎日やるとかじゃなくていいので、自分だめだーって思ったときに、気がついたら『だめじゃないよ。よくがんばってるよ』って、本心じゃなくても言ってみてください。
ずっとやってたら、本心の部分が、『自動思考』がちゃんと変わっていくから。自動思考って、自動の思考なので、じぶんでそのシステムをいいほうに書き換えることが可能なんです。
たとえば、どうしても『自分はだめだ』って思ってしまうのなら、そういう自分に共感してあげてください。自分はダメだって思ってしまうよね。ずっと思ってきたから、難しいよね。ゆっくりでいいし、できなくてもいいよ。自分ダメだね。もうがんばるのやだね。
大事なのは、できそうと思ったときにやることと、できなかった自分を責めるのではなく、適当に『そのままでも素晴らしいよ』みたいな言葉で褒めてみるのでもなく、できなかったら『できなかったね。つらいね。嫌になっちゃったよね。よしよし』って共感の気持ちをもってあげることです。
まずはそこからなんだ。
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すこしずつ綴っていこうと思うので、今日はここまで。
どうしても文章にして書いていくと、記事のひとつひとつは、私の経験のほんの一部になってしまいます。よかったら次の更新も覗いてみてね。
読んでくださってありがとうございました!
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