見出し画像

今日、母と妹とお出かけした。
表参道をぶらぶら。
コスメを見て、お洒落な和カフェでお茶をして、イタリアンを食べた。イタリアンは、ランチのフルコースで、デザートまでついていた。

母と妹と私は仲がいい。3人似た価値観だから、リラックス、のんびりできる。

家族には、あと父と姉がいる。

父はあんまり外出とか買い物とか好きじゃないから、滅多に一緒に行動を共にしない。
姉は、気性が激しく、一緒に行動していても自己中心的な振る舞いを崩さない手強い性格だ。父も姉ももちろん、優しいところもあるし、人生相談とかすると親身な深いアドバイスをくれるし、私にとって母、妹と同様に大切な存在であることには変わりない。笑いのツボとかも似通っている。
ただ、父、姉の特性的に、母、妹、私の3人での行動だと極めて平和に時間を過ごすことができるなあと思う。

話を元に戻し、イタリアンでランチをした後、私は妹と母と別れ眉毛サロンへ行き、妹と母は引き続き二人でぶらぶら街歩きをした。妹と母は、私と別れた後、良い絵本屋さんを見つけたらしく、その絵本屋さんに良い本があったと、このページに画像で載せたヨシタケシンスケさん著作の「にげて さがして」という絵本を私へのおみやげに母が買ってきてくれた。

実はこの絵本、仕事に悩み、苦しんでいた一年前に自分で見つけてかなり深いと思い、思わず購入していた。
なので、手元に2冊あることになる。

でも、母のその想いがあったかくて嬉しかった。

本当にこの絵本は深い。
今自分を取り巻く環境に閉塞感とか苦しさを感じている人には手に取って読んで欲しい。

私は、ちょっと苦しいなーって感じている人におすすめしたい本が3冊かある。

・絵本 
ヨシタケシンスケ作、「にげて さがして」

・小説
西加奈子、「漁港の肉子ちゃん」

・小説
梨木香歩、「西の魔女が死んだ」

ぜひ、少しでも多くの人に読んでほしい。

今日実家に帰って、母とソファーでコーヒー飲みながらお喋りしていた。
母の父に対する悩みを聞きながら、母が腎臓がんかもしれないという可能性が浮上した。

まだ、正式な検査したわけでも、医者に宣告されたわけでもない。だけど、母がこの世からいなくなるかもしれない可能性を考えただけで、涙が出た。それだけ、母の存在は自分にとって大きな存在なんだなと改めて強く再認識した。母は、私が仕事できなくなり休職している間も、それ以前のその他のことでも、私の堂々巡りの悩み、弱音、愚痴、泣き言、すべてに耳を傾け、励ましてくれていた。時たま、会社のお荷物だとか、会社を辞めたいとこぼす私に辞めるなとカツを入れたり、その時はその言葉にひどく傷ついたけれど、母はまぎれもなく、私の一番の味方であり、心の拠り所であり、メンターであった。

私は、仕事で辛くなって、休職したわけだけど、今は母も父も、姉も妹も元気にいてくれる。
それで十分満たされてるじゃん、恵まれてるじゃんって思った。
これが母が余命数年とか、はたまた亡くなったりした世界の方がもっと冷酷で絶望だと感じた。
母の命を前にした時、仕事の苦しさとか悩みとかは0.0000000000000000000000000000001%くらいに縮小した。職場の誰彼にこんな言動を受けた、仕事の手柄を誰彼にとられたとか、部署での自分の存在感が感じられないとか、ほんとどうでもいい、取るに足らない悩みになった。

そんなたいしたことないことを大袈裟に捉えて悲劇的に世界を捉えるのではなくて、自分にとって大切なことに目を向けて毎日を大切に彩りを重ねていきたいと思った。

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?