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営業活動に於けるチームワークって?

営業マン生活において、チームワークという言葉が偽善化していると感じるのーすです。     

最近、会社からこんなことを耳にすることが増えた。

「若い奴はチームワークが悪いなぁ〜」

確かに他人に興味を持たない営業メンバーが増え、後輩社員が潰れていっている現実もある。 

しかし、裏腹に個人の成果は過去最大に上がり続けている事実もある。ではチームワークの何が問題なのか?この言葉の意味を改めて深堀したい。

チームワークとは

チームワークとは、チームの成員が協力して行動するための、チーム内の団結や連係。また、そのような協力態勢。のこと。メンバー同士でお互いの弱みを補完するだけでなく、強みをより強化することになります。

会社組織としてはここを鍛えていくのが、全体のレベルアップ(人的資産・売上)になっていく、ということですね。

営業活動でのチームの対象

①営業課員チーム(同じグループの営業スタッフ)                            ②営業マンを取り巻く製造・工事・業務スタッフチーム                       ③顧客チーム(元請けだったり、EGだったり)

この3つが思い当たる。

それぞれの私の会社で起きている問題点を上げよう。

①営業課員とのチームワーク                           自分のチームを考えたとき、どんなことを思い出すだろう?後輩や先輩を手伝っても自分の成績には意味が無いとは思わないか。なんならライバルになるかもしれないのに手伝うなんてもってのほか。後輩の指導なんて指導係が面倒を見れば、私は関係ない。といった具合に思わないだろうか。

②各セクションとのチームワーク                             縦割り仕事であれば与えられたセクションで責任を持って仕事をする必要がある。つまり営業マンとしては当然情報は開示するし、今考えている若い人同士のチームワーク問題とは離れるので除外する。

③お客様とのチームワークの構築                        これも各セクションで”対価”をもらっている以上、責任を持って仕事をする必要がある。そして、今考えている若い人同士のチームワーク問題とは離れるので除外する。

現実とのギャップ

営業課員同士のチームワークをつなげるには、どうしても他人事を払拭しなければならない。しかし、それを拒む3つの原因がある。(少なくとも私のところには)

原因① 現代の会社員は携帯電話やメールというツールのおかげで多忙だ。正直に言うと、他人なんて構っている時間はない。人の心配をしている間にもたくさんの仕事が舞い込んでくるのだ・・・。そんな中誰が、評価されない仕事を手伝おうと思うのか?
原因② 残業時間が厳しくなったことなどにより、他人に割いていた時間が使えなくなってしまった。
原因③ 都会の冷たさ(笑)これが東京で仕事をすることだ。という洗礼を浴びせたい先輩風。   

特にモーレツ時代のベテラン社員ほど声を大にして、現役世代の後輩社員のチームワークを否定してくる。しかし、原因①、②が物語っているように自分の大切な時間を他人を構う暇はどこにあるのだろうか?社員のリテラシーや忠誠心に頼るのはパワハラであり我々はボランティアスタッフなのか。

最近は私自身もそのように考えるようになった。というか、そう考えないと会社及び日本社会は衰退していくのではないかと思う。慈善活動ではどうにも持続しないのだ。

私もパワハラとか考えるのは面倒だし億劫だし、甘えたこと言ってるなよって思うこともありますが、そうも言ってられないんですよね。

では、このまま我が社のチームワークは壊滅なのか?

解決策

①後方支援ポイント方式                            仕事を手伝った社員の名前を追加できるような受注システムを作り、ポイントを加算し、成績に連動するようなシステムを作る。このポイントはルール決めが必要だろう。

②シニアスタッフの活用                                   これから増えていく団塊の世代。「働かない」人も多く問題視されているが、顧客と向き合ってきた分、対顧客知識(スピード感は無いが)は現役世代よりも多くの武器がある。シニアスタッフを育成ではなく「サポート」として配置すれば、新入社員や若手社員のデジタルリテラシーとの相乗効果になるのではないか?

③マニュアル強化                                  いやいや、チームワークや後輩指導、サポートとかそもそも古いでしょ!
という声が聞こえてきそうですが、データを駆使してサポートチャット体制の強化・電子マニュアル強化というような解決策もあると考えている。教える人がいないのだから、検索性の高いマニュアル強化は当然といえる。

私の結論

順序としてはマニュアルを充足してからシニアスタッフを配置し、ポイント制をチャレンジするのがベターと考えます。とは言え、人材及び労働力が不足している中小企業にはなかなか「マニュアルを作る」という行動そのものが難しいですよね。

これはもう、経営者がこのままだとマズイ!ということに気が付いてこの私のブログを読んで、マニュアルやサポート資料作りに精を出す環境を作ってもらうしかありません(笑)

確実に”慈善活動の奉仕家の社員依存によるチームワーク”は崩壊します。ましてや、これから転職が当たり前になる時代に生きた化石のような頭の中のマニュアルやルールを口頭で伝達していくなど、不幸の訪れでしかないのです。

余裕あるやつが忙しいやつを手伝えばいい話でしょ。もちろんボランティアね、俺は教えないけど。

って感じで黒く輝いているベテラン社員(役員)がいる会社なら転職するのも1つかもしれないですね。

なぜなら私の所属する会社が正にこれだからですorz

それでは暑いですが、良い1日を。

のーす

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