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日本人の線引きの定義がゆるい訳…

今回のコロナ対策について政府の判断が遅いという声をよく聞きます。

早い遅いの判断は結果論であって
結果、何事も起きなければそういう話題すら挙がらないでしょう。

他国の場合、
陸続きの国境線だから実際には目に見えない「壁」を意識して生活しています。

その壁を目に見えるものとして過去には
「万里の長城」や「ベルリンの壁」として人類は線引きしてきました…。

現代ではトランプさんがメキシコとの国境に「壁」をつくると言っているのも、この見えない国境線を目に見える「防御壁」としたいからでしょう。

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折角、国境を無くそうとEUを立ち上げたものの
やっぱり「線引きしようぜ!」って英国がブレグジットした。


こうした動きは陸続きの国家にとっては
至極当たり前の感覚なのかもしれませんが

日本人にはこの線引きの定義、
線引きに対しての意識が低いのは当然なのかもしれない

なぜなら「海」という天然の要害が生まれた時から存在していたからです。

過去にも元寇というモンゴル帝国の侵略があったり
鎖国という他国を排除する動きもありましたが
日本人としての民族的な意識の中に「線引き」の意識が
他国に比べると圧倒的に低いのは間違いありません。


日本の文化にある「のれん」
これこそ非常にあいまいで日本的な「線引き」の象徴と言えるでしょう。

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…で今回のコロナウィルス

海と自然に囲まれた日本において
見えない壁を飛び越えて侵入してくる外敵に
政府も国民も対応が遅れるのはムリもないと思う今日この頃…。

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