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【短編小説】逢いmother刻

 連獅子が頭を振り回しながら歩いている。
 警察官たちの銃撃も虚しく弾かれているようだった。そして逃げ遅れた警察官が、その赤と白の長い髪の毛に巻き込まれては無惨に引き千切られていく。
 お母さんもああやって死んだのだろうか。
 だから夕方は嫌いなのだ。
 俺が投げつけた石も、警察官と同じように赤と白の長い髪の毛に巻き込まれて砕けて消えた。

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1,432字
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