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データ分析に入門したいデザイナーが最初に読んだ本3冊

こんにちは、株式会社アガルートテクノロジーズのデザイナーの生ハムです〜!
表題の通り、データに基づいた意思決定をしてデザインに反映したいと最近思っていまして。ただ、何から始めたらいいものかわからず、とりあえず入門っぽい本を読んでみることにしました。

今回選んだ書籍に期待していた内容は、アナリティクス系のツールなどの使い方というよりは、どのようなデータであれ、正しくデータを収集したり読み取るための基礎知識でした!

読んだのは以下の三冊です📕📕📕


①分析者のためのデータ解釈学入門 データの本質をとらえる技術

感想

ひとことでいうと、まさにこれが今知りたかった内容でした。
データを収集するときの難しさや注意点、収集したデータの処理の難しさや注意点

データ分析において, "Garbage in, garbage out."(ゴミを入れればゴミが出てくる)という表現があります。これは, 「いかに優れた分析手法であっても, 分析対象となるデータの質が悪ければ, 出てきた結果も役に立たない」ということを戒めるものです。

江崎貴裕 (2022). 分析者になるためのデータ解釈学入門 ソシム株式会社

これからどんなデータを扱うときも、まずこの本に立ち戻ってアンチパターンを踏んでないかチェックしたいです。

また、ユーザーテストやユーザーの行動分析もしてみたいと思っていたので、様々なサンプリング方法を紹介してあるのもありがたいです。観測の介入に関する章では、ユーザーインタビューのときに気をつけなくてはならないような人間の特性やバイアスに関する内容が興味深かったです。デザイナーにとってかなり重要な情報が満載でした。
ただ、数学的な処理について詳しく書いてあって、数学が苦手なわたしには辛いものがありましたが、図がわかりやすいのでなんとか理解したような気持ちになれる…って感じです。データを扱うなら避けられない道なので頑張ります。

おすすめポイント

わたしと同じく、データを見るための最初の一歩として基礎知識を求めている人にピッタリな本だと思います。抽象的な内容もわかりやすく図示されていて、新しいことを学ぶのにスラスラ入ってきます。

②Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法 (THE LEAN SERIES)

感想

基本的な用語の説明も一通り説明してくれますが、今あるデータを活用してビジネスをグロースさせるための実践的な内容にフォーカスされていました。データを活用してどのような結果が得られたか、twitterやairbnbなど多くの実例とともに紹介されていて面白いです。実はまだ読み切っていないのですが、興味が強いところから虫食いで進めて行っています!
あとは、洋書の翻訳あるあるですがテンションや言い回しが独特です。

おすすめポイント

ビジネスモデルごとにKPIとして設定している指標や、データを元にしてとったアクションの事例が載っているので、自社のサービスに近いビジネスモデルの章を読むと特に役に立ちそうです。

③データ思考入門

感想

この本はaudibleで聞きました。自分がaudible中毒でして、おすすめに出てきてちょうど今の興味に近いと思ったので音声でお皿洗いしながら聞きました。そのため、添付資料の図表を聞きながら見るのが難しく、audible向きの本ではなかったな…と思います。
内容としてはデータ成形の話に重点が置かれていました。わかりやすい図表の作り方や、単純な棒グラフ折れ線グラフだけでなく、グラフィカルなものやバブルや動的なグラフまで、普段目にする機会の少ない表現方法が幅広く紹介されていた点が印象的でした。
集めたデータをどう可視化するか、という、私が知りたいことの一歩先の知識の先取りができたと思います。

おすすめポイント

複雑なデータの可視化のためのアイデアや事例が図表とともに掲載されています。材料(データ)はある、どう料理(可視化)するか、というのを突き詰めたい時に読むと助けになる本だと思いました。


以上、最近読んだデータ関連の本でした。もう少し読む本を吟味したほうがよかったと反省していますが、結果的にはどれも学びにつながりました。
もし「この本もおすすめですよ」とか、アドバイスなどありましたらぜひコメントください、泣いて喜びます。
この記事が同じようにデータ分析に入門しようと思う方に何か助けになれば幸いです…!

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