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自分にしかない価値

ナンバーワンとオンリーワン


ナンバーワンにならなくていい

歌の歌詞にあるように、「ナンバーワンにならなくていい」と言うことは、多くの人が言っています。
それは、この歌詞があまりにも有名になりすぎてしまったことも要因の一つと言えるかもしれません。

しかし、ナンバーワンにならなくていいの次です。
「もともと特別なオンリーワン」
と言う部分ですが、これは捉え方によっては否定的な意見が多いですね。

私たちは、生まれたときから、特別であったと言われると、「本当にそうだろうか?」と言いたくなります。
自分は幼少期から、何一つ得意なこともなくて、誇張表現なしに平凡な日々を送ってきた。そんな自分に、“特別なことがある”とは到底思えない。
そんな人も居るはずです。

価値観の一つに、「お金になるか、お金にならないか」というものがあります。
これは、「お金にならないものに価値は無い」という考え方です。
「得意な事なんて何もない」と言う人の多くは、この価値観に引っ張られているのだと思います。

私たちは生活できなければ、「負け組」
裕福な生活をしていれば、「勝ち組」
ということを言います。

つまり、価値の全てを“お金”に依存していると言えます。

私たちはお金がなくては生活できないのも事実です。
しかし、お金がなくても幸せな人はたくさんいます。
それなのに、お金に引っ張られてしまうのは、どうしてでしょうか。

私は最近、「尾崎さんがいないと困る」と言われることが多くなってきました。
高校からの友人や、両親を含めても数人ではありますが、そのように言ってもらえる環境に感謝しています。

こうした幸せと、お金がある幸せは、同じようで全く違うようにも感じるのです。

私たちは、特定の幸せの価値観に向かって、日々を積み重ねています。
それは、裕福な幸せであり、「他人と比べやすい」という側面を持っているとも言えると思うのです。

私たちは、知らず知らずのうちに、「他人と比べたがっている」と思うのです。
人と比べることに、多くの人は懐疑的な見方をしているのに、人と比べようとする。
この真理は一体なんでしょうか。

心から「オンリーワン」になればいいと思っているのなら、何も分かりやすく比べられる“ものさし”を持ち出す必要はありません。
人と比べようのない、それこそ「あなたが居なくては困る」と言ってくれる人を増やしていくことの方が、よっぽど幸せであるはずです。
そこを目指さないのは、なぜでしょうか。

自慢したい?優越感に浸りたい?自信を持ちたい?

なんにしても、人と比べること以外に、「人と同じ価値観」を持つことのメリットは考えられません。

私にとって、幸せとは?
と聞かれた時、あなたならなんと答えるでしょうか。

人と同じ価値観で測れるものでしょうか。
それとも、比べようの無いもの?

ただ、言えることは、「世界中の人に認められたい」という道の先には、幸せなどありません。
「世界中の誰にも認められなくても、この人にわかってもらえたら良い」
そう考えて生きる方が、生きやすくて、幸せに感じやすいことは確かです。

皆が、生きやすいように生きていたら、国の経済が回らない。
私は、それを聞くたびに思うのですが、多くの人が疲弊して、我慢を重ねて生きている先に、経済的成長が本当にあるのか、疑問に感じるのです。

国レベルでも、人と比べている。
隣の国よりも、豊かであることに、優越感を感じてる。

なんだか、人として、ちっちゃいな。
そう感じるのです。

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