7.あっついねー

前の記事にも少しだけ書かれたと思うが、最近の日本の気温はかなり高く、全国的に暑いと言える。どのくらい暑いのか、ただ「暑い暑い」と言ってもそれだけでは今の時期の暑さが伝わりにくいと思われるので、筆者が昨日体験したことを話すとしよう。

筆者はいつも家の中で過ごしているのだが、毎日そのように過ごしていると流石に身体の健康のことが不安になってくる。特に人間の脚のことだ。人間の脚は「第二の心臓」とまで呼ばれている。その理由は人間は脚を使って歩くことによって初めて心臓に血液を十分に送ることが出来るからである。これがもし、一日中歩かないor寝たきりになってしまったとしたら?それだけ身体は「あ、脚いらないのね」と思い衰弱してしまう。だから筆者は毎日買い物に行く理由を見つけて、数キロほど歩いて買い物をしに行ってる。しかし、昨日はそんなこと御構い無しに暑かったのだ。

物に例えるのであれば、おそらくストーブだろう。常に自分の周囲にストーブで巻かれているような状態に近い。風が吹けば熱風になるし、数分もすれば身体から汗が滲み始め、数十分になるともう、洗濯したばかりのピカピカシャツが汗まみれになってしまう。筆者はこれがとても嫌だったのだ。「そんなの、毎日洗濯すれば良いじゃないか」と思うかもしれないが生憎今の筆者の生活は貧乏なので、そのような余裕が無い。極力汚さないよう、お金をかけないようにと色々と工夫をしているのだ。

そして筆者は、これからの買い物は夜にしようと考えた。夜であれば3度〜8度は涼しい。それでも暑さを感じる日本の夏には感心させられるが。こうも暑いと、やはり水分も欲しくなってくるだろう。水分で思い出したが、筆者は幼い頃不思議な体験をしたことがある。その話もしよう。

筆者が幼い頃、風呂に入りたいと思えるようなきっかけになる体験がいくつかあった。その内の一つが風呂場で飲む水のことである。今の時代、これを読んでいる皆さまの中で蛇口の付いているお風呂に入ったことのある人は一体どれほどいるだろうか?筆者の家のお風呂には、蛇口がついてあった。そこから毎日お湯と水を入れてお風呂の準備をしていたのだが、この蛇口、子どもの目からしてみるとどうやら珍しかったようである。

筆者はどちらかと言えば風呂に入るのはあまり好きでは無い子どもだった。なんか、頭を洗うシャンプーでは目に水が入ってきて嫌だったし、怖い映画でも見た後だと風呂場のガラスに幽霊が突然映るんじゃ無いか?とビクビクしていたし、何よりお風呂そのものが暑くてとても入る気になれなかったのである。そんな時、お風呂に何気なく付いていた蛇口が目に映った。

最初は「お風呂があっついから、この水でお湯の温度を下げよう」との思いから蛇口の水を出していたのだが、ふと子どものいたずら心でその水をお風呂の中で飲んでみたのである。すると、予想もしていなかったことが起きた。蛇口の水が、美味しいのである。筆者は訳がわからなかった。おかげてそのままお風呂の中で冷たい水をガバガバ飲むようになってしまったのだが、やはり美味いと感じられずにはいられなかった。水にわずかな甘みを感じるのだ。

この話は大人になってからも「何故お風呂で飲む冷たい水はあんなにも美味しいのだろうか?」と全くわけがわからないエピソードとして筆者の心の中に残っている。風呂の水はおいしいのに、キッチンで飲む水は天と地ほどの差があるくらいだった。キッチンの水道水だと、時たま鉄の味がするのだ。

そのような話もあって、今は8月。夏最大の暑さの山場と言えるだろう。ちなみにだが、熱中症になってしまう方というのは何時間も外で作業をしている人、家では全くクーラーをつけなかったり「喉がまだ乾いてないから」と言って乾いてから水を飲もうとする人がなりやすいとされている。対策さえ出来れば具合が悪くなるなどということはある程度防げると思うので、少し意識するところから予防してみると良いだろう。

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