見出し画像

木曜日の朝に。 38朝

「おはようございます。」

もそっと起きて、もっさんもっさんの寝ぐせ頭で、そそくさと靴下を履く。うぅ寒い。

「頭寒足熱」とは先人の教え、本格的に冷えている冬の朝は、足を冷やせばえらいことになる。足は温めておかないと。

白湯とひとつまみの塩、カップが指先を温める。卵二つ、シャカシャカとまぜる。

冬休み明け早々にテストが続いて、一気にトップモードへ切替だった娘たちは、そろそろ疲れが出てきているけれど、模試や英検も控えていて気が抜けないせいか、ともすれば、ピリピリしてしまう。言葉がキツくなったり、表情もかたい。

そんな中、ラジオから聴こえたのは、
「〝緩急〟って大事ですよ」というお話だった。頑張っているのが続けば、それ以上頑張れなくなってしまうから、きちんと緩めることも大切で。矢を射るも、逆方向へ引いただけ前へ進むのだから、と。

いつもいつも頑張ってるうえに、
「こっからや、頑張れ!」って言われたら、
「うへぇ、まだ !?マジ!?これから?」 
と、ヒーヒーなってしまうから。
頑張り時なときに、ちゃんと「ぅおっし!」と頑張れるくらいのスタンスくらいがいい、普段はゆるりとしていても、みたいな話。

昨夜、湯船でチャプチャプしながら、娘たちにも話しておいた。

「私もそうやったなぁ。『そこ、そんなにちゃんとやらんでよくない !?』みたいなとこ、めっちゃ律儀にやって、○○ねーちゃん(1番上の姉)に『めんどくさっ』ってよく言われとった気がする…」
と、自分を振り返りながら。

『ほどほど』とか『さじ加減』とかね、
『八割』とか『六割』とかってね、
なっかなか難しいんだよね…。

「やばいやばいやばい」

相変わらず朝 時間のない彼女たちは、貼るカイロと貼らないカイロを装備して、
「いってきまーす」
と出かけていった。


ところで、

今週、遅ればせながら鏡開きの「ぜんざい」をして、鏡もちを食べた。甘党の娘たちはおかわりもして、喜んで食べていた。
夫にも、翌朝に
「ぜんざいあるよ」
と出すと、ペロリと食べた上に、おかわりもして、とうとう鍋を空にしてしまった。

「甘いもの好きなんだね」
と言うと
「あれば食べる、だけや」
とのこと。

ふぅーん。
好きなくせに。


本格的に冷えて、朝、山奥の工房へいく道中は、時間を遡っているかのように景色が冷えていく。駐車場にしている広場は凍てついて、霜柱がコクコク、氷の粒が朝陽に光る。

凍てる朝。

厳しい冬。

甘い物や、あったかい物で、努めて緩んでおくのも大事かもしれない。

そんな今朝は、大橋トリオさん♪

𝐇𝐚𝐯𝐞 𝐚 𝐧𝐢𝐜𝐞 𝐝𝐚𝐲🎧

こうしてnoteを書いている隣に、猫がピトッとくっついてきたかと思ったら、すっかり丸くなって寝入ってしまった。

生まれ変わったら猫になろう。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

お付き合いいただけてうれしいです☺️
ありがとうございます✨

この記事が参加している募集

朝のルーティーン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?