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テーマ別・観光&散歩

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大都市から小さな村まで、テーマを決めて観光をした記事を残してみたい。 小説、建築、画家、映画……何かにテーマを絞って観光・散歩すると、どんどんその世界と近くなれる。 そうして、自… もっと読む
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記事一覧

モダニズム建築を巡る【バルセロナ3】

モダニズム建築を巡る【バルセロナ3】

2回目のバルセロナ「死ぬまでにやりたいリスト」に「海外で、世界中の人々とゾーンに入って踊り明かす」というというものがあって、今回は主に、それを達成しに行った旅だった。

キゾンバやズークフェスティバルの合間の日々、そして夜のタンゴミロンガ(パーティー)が開かれる前をぬって、私は深く靴ずれして化膿してしまった小指を引きずり、二度目のバルセロナ観光を続けた。

周りから見たらとても滑稽だったかもしれな

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ピカソ若き日の足跡を巡る【バルセロナ2】

ピカソ若き日の足跡を巡る【バルセロナ2】

「ピカソって、フランス人じゃないの?」
バルセロナでピカソ美術館に行くといったら、友人にそう聞き返された。

ピカソは確かに人生の多くをフランスで暮らしたから、晩年の魂や感覚はもはやフランス人だったのかもしれない。
でも、元々ピカソはスペインのマラガで生まれた、完全なスペイン人だ。
そして14歳頃、美術家の父の引っ越しに伴い、バルセロナに引っ越して来た。

多感なティーン時代を、ピカソはバルセロナ

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サフォンの小説『風の影』ゆかりの地を巡る【バルセロナ1】

サフォンの小説『風の影』ゆかりの地を巡る【バルセロナ1】

「死ぬまでにやりたいリスト」に「海外で、世界中の人々とゾーンに入って踊り明かす」というというリストがあって、今回は主に、それを達成しに行った旅だった。

ただ、スペインに到着して参加したズークフェスティバルでまさかの深い靴づれをしてしまった。
初日はバンドエイドを神経を感じないようにして縛り付け、意地でタンゴのミロンガ(パーティー)に行ったものの、踊っている間も時々痛みが来て、翌日はスリッパで歩く

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