水位上昇3mではなく、津波と発表せよ

今年最初の投稿が、まさか原発関係になるとは予想もしなかった。
1月1日午後4時10分頃に起きた地震で、志賀原発に3mの津波が押し寄せていた。発表は翌日深夜の2日23時49分。

2024年1月2日 23時49分 北陸電力は、1日に震度7の揺れを観測した石川県志賀町にある志賀原子力発電所の敷地内に設置された水位計で、およそ3メートルの水位の上昇が観測されていたと発表しました。

最初は水位計の推移に有意な変動がなかったと発表していた。防潮壁は4mしかなかった所に津波が3mも来ているのにも関わらず。

そして津波3mとは、実は相当なものだ。津波は普通の波とは違う。10cm程度でも転倒する場合がある。50cmもあれば、屈強な大人でも立っていられず流されてしまう。なのに身長の2倍の3mもあったらどうなるのか。

さらに外部電源系統で油漏れや火災が起き、燃料プールの汚染水がこぼれるなどしているのに、異常は確認できていないと発表していた。

まだ地震は続いている。これ以上のことが起きないように。


志賀原発が、311以降、10年以上停止していて、燃料の発熱量も大分下がっていたことが幸いだった。
計画されていた珠洲原発が地元の反対で実現されなかったが、もしこれが作られ稼働していたと思うと寒気がする。


地震が起こるたびに心配が必要な発電所。
正確な情報を出さない、言葉でごまかそうとする組織が運営する発電所。
保険の引受先がないほどリスクが高い発電所。

こんな電力、必要ですか?