一本の白い毛。(831文字)
友人と銭湯へ。
お風呂上り、鏡に映る自分。
濡れた髪の中に一本元気なちょろげ。
そのちょろげは白くみえた。
まさかと思い、目をこする。
やっぱり白い。
根元から毛先まで触れて確かめる。
あぁ白い。
照明のよく当たるところへ移動する。
これは白髪!
毎日は、自分の年齢を忘れたまま過ぎていく。
忘れていても時は経つ。
生きていると細胞は古くなる。
色素をつくる細胞だって、働きが鈍くなる。
ただの現象に明らかに驚いている自分。
だまっているとショックが増す気がし、
横にいた年上の友人に話す。
「私もいっぱいあるよ~」
「え、そうなの?見えない!」
人の白髪は気にならない。
言われてみると
同じ年の夫にもいっぱいあった。
そもそも日本に住む人の半分以上に白髪がある。
ということは、日本の約29%は白髪いっぱい。
白髪がでてくる年齢30~40代。
だとすると
日本に暮らす半分以上の人には白い毛があるということに。
「みんな持ってるのに自分だけないよ、買ってよ~」
小学生風思考でいうと
半分以上=みんな
みんな白髪
みんな仲間
「白」から連想されるのは、
純白、清純、搾りたてミルク、白衣の天使、
赤ちゃんのマシュマロ肌、雪化粧。
良いやん。
雪、大福、バニラアイス。
雪見大福やん。
白髪とは髪に色素がいかなくなる現象。
取るに足らないこと。
人の白髪は気にならない。
白髪だけじゃなくいろいろ気にならない。
人は人をそんなに見ていない。
増えてきたらヘナ染めやメッシュ風を楽しんでいきたい。
今回三年ぶりに再会できた友人家族。
3年の月日って、お腹にいた子が外にいて、
自分でごはん食べられるくらい。
「マンモス」って言えるくらい。
寝食共にすごし裸の付き合いもできた
3日間はしあわせすぎだった♡
いただいたご厚意は、今後の執筆の原動力にさせていただきます。 これからも楽しんでいただける記事を執筆できるよう 精進していきます。 今後とも応援宜しくお願い申し上げます。