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一本の白い毛。(831文字)


友人と銭湯へ。
お風呂上り、鏡に映る自分。
濡れた髪の中に一本元気なちょろげ。


そのちょろげは白くみえた。

まさかと思い、目をこする。
やっぱり白い。

根元から毛先まで触れて確かめる。
あぁ白い。
照明のよく当たるところへ移動する。

これは白髪!


毎日は、自分の年齢を忘れたまま過ぎていく。
忘れていても時は経つ。
生きていると細胞は古くなる。
色素をつくる細胞だって、働きが鈍くなる。
ただの現象に明らかに驚いている自分。


だまっているとショックが増す気がし、
横にいた年上の友人に話す。
「私もいっぱいあるよ~」


「え、そうなの?見えない!」
人の白髪は気にならない。
言われてみると
同じ年の夫にもいっぱいあった。


そもそも日本に住む人の半分以上に白髪がある。


●日本の総人口1億2478万のうち
65歳以上人口は3623万8千人
人 口 推 計2022年(令和4年) 8 月 報

令 和 4 年 8 月 22 日
総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202208.pdf


ということは、日本の約29%は白髪いっぱい。
白髪がでてくる年齢30~40代。
だとすると
日本に暮らす半分以上の人には白い毛があるということに。



「みんな持ってるのに自分だけないよ、買ってよ~」
小学生風思考でいうと

半分以上=みんな


みんな白髪
みんな仲間



「白」から連想されるのは、
純白、清純、搾りたてミルク、白衣の天使、
赤ちゃんのマシュマロ肌、雪化粧。


良いやん。

雪、大福、バニラアイス。


雪見大福やん。


白髪とは髪に色素がいかなくなる現象。
取るに足らないこと。
人の白髪は気にならない。
白髪だけじゃなくいろいろ気にならない。
人は人をそんなに見ていない。

増えてきたらヘナ染めやメッシュ風を楽しんでいきたい。



今回三年ぶりに再会できた友人家族。
3年の月日って、お腹にいた子が外にいて、
自分でごはん食べられるくらい。
「マンモス」って言えるくらい。


寝食共にすごし裸の付き合いもできた
3日間はしあわせすぎだった♡



いただいたご厚意は、今後の執筆の原動力にさせていただきます。 これからも楽しんでいただける記事を執筆できるよう 精進していきます。 今後とも応援宜しくお願い申し上げます。