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閉ざしていた扉を開けてみて【SNS開始元年/2021年の振り返り】

今年もあと1日ですね。2021年を創作関連で振り返ると、私個人としてはSNSを開始したことが一番のイベントだったと思います。

デビューから6年、私は情報的な意味で外に対する扉を完全に閉ざしておりました。デビュー当初、「作家による情報発信が大事な時代ですから」と言われてSNSをやってみたものの、いったいなにを発信すれば良いのかわからず、段々ネタを考えることが重荷になって、二、三ヶ月ほどでやめてしまったからです。

6年間、無言で活動しました。ふと気づくと、胸にいろいろと言葉がたまっていました。執筆にぶつける種類のものとはちょっと違う言葉の沈殿です。そこで、一ヶ月ほど前からツイッターとnoteをやってみることにしました。

再開してすぐに、「本読んでました!応援してます!」的なメッセージが剛速球で飛んできました。それからも同様のメッセージがぽつりぽつりと来て、「面白かったです」「いやあ、お恥ずかしい」といったやりとりがありました。

苦手意識のあったSNSをやってみて良かったこと。それは、読者さんに直接お礼を伝えられたこと。そして、届いているのかどうかまったく不明だった作品が、誰かに届いていた事実を知ったこと。このふたつです。

2022年も誰かに本を届けます。まだ無名で駆け出しの作家ですが、今後もどうぞごひいきに。

よいお年を。


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