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データ利活用の教科書③:リサーチ企画書とインタビュー後のデブリーフィングとは?

読書ノート(113日目)
さて、今日もこちらの本を
紹介していこうと思います。

本書を5回に分け、以下についてを
紹介していこうと思います。
・データ利活用とデータリテラシー
・イシューについて
・リサーチを活用した1次データ収集
・データ分析の手法①
・データ分析の手法②

ということで今日は
・リサーチを活用した1次データ収集
について…

・1次データとは
「いま取り組んでいる課題のために、
 自ら新たに調査・収集したデータ」

・2次データとは
「別の目的のために調査・収集され、
 既に(社内・社外に)存在しているデータ」


・リサーチの活用目的は
 (1)仮説を広げる、(2)仮説を絞る、(3)成果を検証する、の3つ

・リサーチには定量調査と定性調査がある
・定量調査は「全体の傾向を「数字」で分析する調査」で
 主に仮説の検証に活用される。
・定性調査は「消費者の行動の背景や気持ちを「言葉」で分析する調査」
 で主に仮説の発見・構築に活用される

・定量調査の成否は「リサーチ企画書」で決まる
・リサーチ企画書では、「調査背景」「調査目的」「調査対象者」
 「割付・サンプルサイズ」「調査項目」「調査時期」「調査費用」を検討
・調査背景とは「調査結果から
 どのようなアクションを起こしたいか」
を考えること
・調査背景は「調査に至る経緯」と「調査結果の活用シーン」に
 分けて考えることが重要
・調査目的とは「調査で明らかにすべきこと」
次のアクションに結び付く調査にするために、
 何が分かっていて、何が分かっていないかを考える

・具体的には…
 (1)既に決まっていること・変えられないこと
 (2)調査する前から分かっていること
 (3)分かっていない・知らないといけないこと、
に分解
・そして(3)分かっていない・知らないといけないこと
 が分かれば、「ゴールに到達できるのか」を考える
・すると、調査で明らかにすべきこと(=調査目的)と
 調査項目が明確になってくる
・筆者はこの段階で報告ストーリーを構想するようにしており、
 ストーリーで抜けているところや、
 依頼者から反論される箇所はないかを考える

・定性調査の重要性:1人の言葉からヒット商品は生まれる
 西口一希氏はN1分析を提唱。1人の顧客の具体的な経験と感想から
 ロート製薬「『肌ラボ』極潤」が生まれ、化粧水No.1に引き上げた

・1人の言葉や行動からインサイトやアイデアを探索・発見する
・本書でのインサイトの定義
 「消費者自身が気付いていない(直視したくない)真実であり、
  購買意欲を促すもの」

・インタビューの実施の後は、
 デブリーフィングで関係者間での認識合わせが重要
・デブリーフィングとは、インタビュー終了後、
 グループや対象者に関する感想や発見などを共有・議論する場
・既に知っている知識と新しい発見を繋ぎ合わせて、
 新しい着想を得て仮説を広げていくのがインタビューの価値。
・感想だけではなく、「新しいこと」「面白かったこと」などの
 気付き・発見についても話し合う
・デブリーフィングの実施内容例
 ①グループ・対象者のラップアップ(前提の共有)
 ②グループ・対象者の特徴点・相違点の共有
 ③新しいこと・おもしろかった事の気付き共有・議論
 ④(必要に応じて)インタビューフローの修正

僕がいま本業で担当するデータ分析は
2次データ(既に蓄積されたデータ)を
中心に扱ってきた背景もあり、
1次データ収集の経験が浅かったため
今後、もし僕が1次データ収集の企画を
する際にはどうすべきだろうか?
という視点で本書を読んでいました。

1次データ収集で重要なのは
定量調査と定性調査の組合せと
何と言っても「調査目的と仮説」!

ということで、これは様々な書籍でも
同様のことが書かれていますね。

まずは自分で「リサーチ企画書」の作成を
することで、鍛えることができそうです!

理想としては、
以前に読んだ元P&Gの方が書かれた本
のこの図のようにKPI設定したいところ…

詳しくは以下のnoteにて…

せっかく担当させて頂く以上は
「目指す目標はできるだけ高く!」
ということで、明日からまた1週間
データ分析に関して取り組みます!

また、定性調査でインタビュー後の
デブリーフィングの実施という視点も
凄く興味深かったです!
何事も「型を知る」というのは
大切なんだなぁと思った今日でした。

それではまたー!😉
皆さんも良い日曜日を!✨

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