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自分の意思のないアートはアートといえますか?(ToyCameraアルバム)

以前テレビで、絵の具を大量にかぶった人を逆さまに吊るし、したたった絵の具で絵(模様?)を描くアートを見ました。
なかなかアートに疎い僕で、「こういうのもアートと呼べるんだ」と驚いたモノです。
というのも、このアーティストは吊るした人を無造作に揺らしているだけで、「こんな絵を表現しよう」と意識しているようには見えなく、完成した絵は偶然の産物のように思えたからです。
未だに「誰が描いたってのは関係ないんじゃない?それで高額な金額がつくのは分かんない」なんて考えてしまう僕です。
完成品自体はキレイなので「いいな~」と思うのですが、「〇〇さんのアート作品」という”価値付け”になかなかつながらないのです。
頭固いですかね…


けれどすみません、今日は「自分の意思のないアートはアートといえるのか」を議論したいわけじゃないんです。
このアートといえるか問題を考えた時、この現象、「昔同じこと考えたな~」ということを思い出しました。



それは僕が10年くらい前にトイカメラハマっていた時です。

荒い画質で、レトロな色合いに仕上がる写真がなんとも言えず好きだったのです。
調子に乗って個人的に「写真集を作ろう」と思っていたのですが、どこか「これは僕の作品にあらず、このカメラ自体が作った作品だ」と思い中書しました。
アーティストでもないくせに、今思えばただ単に、個人的に思い出を好きな世界観で鑑賞する、くらいなら全然いいのにね。

そう、ここまで長々と書きましたが、今日は当時撮影したいくつかの写真を紹介させてください。
決して僕のアーティストとしての能力ではないけれど、トイカメラが見せてくれるこの世界観が僕は好きです。
しばしご鑑賞ください。


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※後日追加
「トイカメラが除いた世界」という写真集マガジンを作りました。
ぜひ見てみてください。


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