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サンタになれて楽しかったよ パートⅢ おにいやんのおかげです


パートⅡでお話ししたひめちゃんには、
おにいやんがいます。
学年では3つ違いで、年齢はほぼ2つ違いです。



おにいやんが大好きなひめちゃん、
おにいやんが小学生になったとき、

「ほいくえん、やめる、
 おにいやんとがっこういく!」

と訴えてきたほどです。


ひめちゃんの大好きなおにいやん、
ひらがなが少し書けるようになったころ、


「サンタさんにお手紙書く?」

と提案すると、


「かく!かく!」

と大喜び。
一生懸命に書き終えると


「ひめちゃんのおてがみもかいてあげる、
 ひめちゃんは、なにをおねがいするの?」


とママにかわって、代筆してくれました。
その手紙には、
  
代筆  おにいちゃんの○○(本名)

とわたしが書き足しました。


ひめちゃんがひらがなを書けるように
なるまで、おにいやんの代筆やは続き
ました。


おにいやんがいつからサンタの存在に
気付いていたのかは定かではありません。
推測するに、自分から手紙を書き始めなく
なったころなのでしょう。
ひめちゃんからの


「おにいやん、サンタさんに手紙書いた?
 ひめちゃんは書いたよ!」


「おにいやんの手紙といっしょにいれないと
 いっしょに届かなくなっちゃうからね」


の言葉を受けてから書き始めるように
なっていましたから。。


我が家のお約束のサンタブーツに仲良く
手紙をいれていましたっけ。


ひめちゃんは、5年生のときに
ママサンタを見てしまったわけですが
6年生のときにはまだその事実を
胸に秘めておりましたので、
我が家のクリスマスの手紙文化(!?)
は続いていたのですね。


ココロやさしいおにいやんは、
誰に頼まれたのでもなく、
ひめちゃんには知っている真実を一切
語ることなく過ごしてくれました。
そして、
中学3年生までお付き合いしてくれたのです。


おにいやんが中学生になってからの手紙には、
サンタに対する労いのことばや
サンタさんも使うと楽しいですよ!
なんていうプレゼントに対するお誘いの
ことばもはいるようになっていました。
そして、イラストも描きつづけてくれたのです。


ひめちゃんが秘めごとをうちあけたとき、
おにいやんにも伝えました。


「ひめは、ほんとに信じてたんだ~、
 そうなのかあな、どうなのかなあ、
 って思ってたけど、やっぱり
 そうだったんだあ~」

とおにいやん。


ひめちゃんがここまで信じて楽しみにして
これたのは、おにいやんのおかげです。
おにいやんが妹の夢を守ってくれました。


これじゃあ、おにいやんのことが
だいすきになっちゃうよね~


サンタさんへの手紙は、ママサンタの
宝ものです。
ママにも長く夢を見させてくれて
ありがとうね。


プレゼントをもらっていたのは、
わたしのほうだったのですね。


わたしの大切なこどもたち、

どうもありがとうね、

キミたちがほんとうのサンタさんでした。。。










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