地方の伝統的な食文化である「ソウルフード」の知名度には一定の幅がある。なかでも特に、地元の味を発信している飲食店の一部は、一般的な観光客からするとまだまだ知られていないものも少なくない。その一方で、当地を訪れる観光客のほとんどは、その地方独自の食事を経験することを楽しみにしているのが現状である。
しかしながら、必ずしもその地方の料理の品質が最高水準であるとは限らない。なぜなら、観光客の流れが安定していることでビジネスが成り立っているので、料理の質的な向上に対する努力がなされていない店舗が少なくないからだ。

例えばラーメンといった人気ジャンルを見てみると、各店がそれぞれ独自の味を競い合っており、日々レベルアップしている様子が見受けられる。これは顧客のニーズを満たすためには、レベルアップが不可欠であり、またそのニーズ自体が高まっているからに他ならない。
このような状況を目の当たりにした我々は、地方のソウルフードを一から再構築するという新たなチャレンジを始めることに決めた。

最初のプロジェクトとして選んだのは「沖縄そば」だ。
沖縄県内には800軒を超える沖縄そばの専門店が存在していると言われているが、それらの店舗が提供する沖縄そばの麺の質や具材のレベルを見ると、ラーメンと同じくらいの競争が存在しているとは言えないのが現状だ。そのため、人気店であってもその味は「驚くほど美味しい」というレベルまでは達していないと感じてしまう。
そういう意味で、新たな挑戦に満ちたチャンスでもあると言えるだろう。

今回のプロジェクトでは、グルメ情報サイト「TERIYAKI」がプロデュースを担当し、若手の有能なシェフが一緒に沖縄そばの味作りに取り組んだ。
沖縄そばの特徴は、深みのあるカツオ出汁、豊かな風味の豚の三枚肉チャーシュー、色鮮やかなかまぼこと沖縄ネギ、そしてパンチの効いた紅生姜といったものだ。そして何よりも、小麦粉を主成分とした特徴的な麺。
この沖縄そばを一新するために、我々はこれらの各要素のレベルを大幅に引き上げることに挑戦。特に焦点を当てたのは麺であり、これが重要なポイントだ。

そして、このリニューアルした沖縄そばを試食してもらおうと、来る5月21日の昼に那覇市で試食会を開催することになった。提供は限定50食となっているが、これまでにないレベルの沖縄そばを提供することをここに約束する。沖縄に住んでいる方々はぜひともこの機会に足を運んでいただき、新たに生まれ変わった沖縄そばを堪能していただきたい。

▼tasting OKINAWA SOBA <堀江貴文プロデュース 新たな沖縄そば> (ポップアップイベント)
https://booking.teriyaki.me/ja/store-detail/256

さらに、この試食会の後には沖縄県内でのフランチャイズ展開も計画している。私たちの目指すところは、"沖縄そばと言ったらこの店！"と言われるような、決定版とも言える沖縄そばの提供。その一歩として、最高品質の沖縄そばを創り出していければと考えている。

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