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泣くのなら、能動的に待とう、こどもたち

現在、ペアレントアウェアネスという子育てを頑張る親御さんのための支援プログラムを動かしています。このプログラムは「子どものこころ専門医」が主催する子育て講座でもあります。

通常は「ペアレントトレーニング」という有益なプログラムがあり、すでに地位を確立している親御さん向けの講座が色々なところでされていますが、
ペアレントアウェアネスは「親御さんの気付きを促す」をモットーとしたプログラムになっており、哲学や医学的な内容を踏まえて具体的に子どものこころの発達にどう寄与していくかを考えるものになっています。

その参加者の方から非常に有意義なフィードバックを聞くことができましたので、この場を借りて紹介したいと思います。

とある不安が強い男の子。学校に行くとしても、不安が強いためか中々一人では学校に行けずに泣いてしまう日が多かったとのことです。

ペアレントアウェアネスプログラムに参加して、子どもへのアプローチを改めて考え直すことにより、小康状態から徐々に学校に行けるように。

ただ、新学期となる4月。久々に「学校に行きたくない」という事を言い始め泣き出してしまう男の子。そこで、学びを得たお母さんが撮った行動とは・・・。

ただ待つのではなく「能動的に待つ」事により、子どもはつらつらと今の不安な気持ちを自分から打ち明けるようになったとのことです。
そして、その不安な気持ちを打ち明けることによって、自分自身で折り合いをつけて、一人で学校に出かけていったようです。

このお話を聞いて、「嗚呼・・・。こういう支援事業をやっていてよかった・・・」と素直に感じ入る事ができました。

このように参加された皆様からのフィードバックが支えになって頑張れている今日このごろです。

この「能動的な待ち」をするためには、事前に「色々な仕掛け」が必要になってきます。いくつか布石を置いておいて、いざ重要なタイミングでその「布石」の力を発動させる。

そうすることで、今の自分の気持ちと向き合い、それを外に出すことによって自分の気持の整理ができるということにも繋がります。
一種の「認知行動療法」を日常生活に落とし込んだ考え方ですが、
この事により、子どもは自分の葛藤と向き合うことができたとも言えます。

今回のこの一連の流れを見て、思い立った標語があります。
それは・・・

織田信長「鳴かぬなら、●●してしまえ!ほととぎす」
豊豊秀吉「鳴かぬなら、鳴かしてみせよう。ほととぎす」
徳川家康「鳴かぬなら、鳴くまでまとう、ほととぎす」
と歴史上の偉人たちは、それぞれの個性から表現されています。

徳永家康風の待ちに「能動性」を合わせると・・・、
まさに子育ては・・・
「泣くのなら、能動的に待とう、こどもたち」
となるのかもしれません。

そんなステキなフィードバックがある子育てプログラム、
皆様も共に語らってみませんか?

🟩【子どものこころ専門医による子育てプログラム】
  ペアレントアウェアネス

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