見出し画像

思考の錯覚

おはようございます!

「錯覚の科学」という番組があります。

人は物事を正確に認識しないということを
飾り気のない画面で
こんこんと語っています。

たとえば、確証バイアス。
人は誰でも、無意識のうちに
自分の主張を後押しする情報ばかりを
集める傾向があり、
反証となる証拠を無視したり、
探す努力を怠ります。

オレオレ詐欺で、
一度お金を振り込んでしまうと、
騙されていないと信じたいために、
騙されていない証拠ばかりを集め、
おかしな点は無視してしまうそうです。

もう一つ上げると、認知的不協和。
人は、自分の中で協和しない認知を
同時に抱えた状態を不快と感じ、
それを排除するために
一方の要素を無理やり変化させるそうです。

わかりやすくいうと、
私はたばこを吸うという認知1と
たばこを吸うと肺がんになりやすい
という認知2があるとします。
この二つの非協和を簡単に解消するには、
認知1を修正し、禁煙すればよいわけです。

しかし、それは簡単ではないので、
認知2に無理やり修正を加えます。
喫煙者でも、長寿の人がいる。
交通事故による死亡率のほうが高い
などです。

目の錯覚や耳の錯覚もそうですが、
思考の錯覚も怖いものです。

インターネットを覗いても、
思考の錯覚が増幅さているような場面を
たくさん目にします。

今日もよろしくお願いします。

安島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?