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ホリエモン流 影分身の術 奥義書

「多動力」 堀江 貴文 NewsPicksBooks

読書の狙い:amazonのレコメンドで表示されたからというのが一番の理由ですが、良くも悪くも時代の寵児である彼がいまどういう動き・思考をしているのかを知りたくて。

目次
第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強メンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない

とにかくいま自分のやりたいことを目一杯やろう
この本の伝えたいことはこれに尽きると思う。彼に対して自分がなにか批評するような立場ではないが、日々の報道を見ていても敵や批判する人も多いことは容易に想像できる。個人的にはプロ野球買収の時はかなり応援していた。旧態依然としたNPBを変えてくれるのではないかと期待したものだ。彼の伝えたいことはその頃から一貫している。
ポイントを抽出すると以下のようになる。
・人生の時間は限られている、やりたくないことをやるヒマはない
・そのために時間を生み出す工夫をしよう
・既成概念にとらわれるな
・他人の目なんか気にするな、お前なんかだれも見てない
・先のことなんか考えるな

そんな事だれが決めた
日本人の悪い癖で、協調性・忖度・空気を読む みたいな同調圧力がある。「出る杭は打たれる」を恐れてなにも言えなくなるというやつ。これって日本の初等教育に問題があると思っているのだけれど、とにかく年齢が同じと言うだけで同じ箱に突っ込まれその中で自分の生活基盤を日々守り続けていくという3〜6年の時間がその後の人生において刷り込まれているんじゃないかと思う。そんな日和見な態度の群衆に向かって彼は言う。
「お前なんかだれも見てない」

シャツが着れない世界的な革新者
一つ自分が驚いたのは、テスラーのイーロン・マスク氏は自分で服が着れないというくだりだ。あまりにもいまこの瞬間に次にやりたいことに思いが飛ぶから、いま目の前のシャツのボタンを閉じきれないと言う。なんというマルチタスクだろうか。マルチタスクも極まると行動障害になってしまう。自分も実はあまり集中力がない。1つの作業をしている間に「あれってどうだっけ」と発想が飛んでしまいついついそっちに手を出してしまう。(なのでToDoリストを日々書き出しては「だいじょうぶ、だいじょうぶ、あとでやるから」と言い聞かせている)
ただそれも受け取り様で「集中力がない」=「マルチタスクをこなせる」だと日々自分を慰める。なのでイーロン・マスク氏の逸話はなんか嬉しかった。あ、僕はひとりで洋服は着れますけどね。。。

やれるもんならやってみろ
Amazonの書評を見ていると内容が薄いだの何だの批判的なコメントが目立つ。ただ良きにつけ悪き(?)につけ常に言動に表している彼を批判することは、実際にそれができていない我々にできることではないだろう。ほとんどやっかみだ。彼の例は極端ではあるがこの本には具体的な行動手順が1つのテーマごとに記載されている。1つでもできることがあればまずは行動に起こしてみてはどうだろうが。
人生は行動でしか変わらない。自分の行動しか自分の将来を作らない。
ホリエモンが好きだろうが嫌いだろうが、それは変わらないことだと思う。
最後に1つ、自分のここのところのテーマになっていたことを彼も言っていたので書き記しておく。
「人を信じるのはいいが、過剰に期待しすぎない」

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