見出し画像

七夕にオリヒメはロボットに乗ったよ!

お星さまの話ではないですが、
オリィ研究所の分身ロボット"OriHime"が、我々が開発中の屋外配送ロボット"ハコボ"に文字通り、乗りました!

この融合ロボットを使うことで、たとえ病気、介護などで外出しにくい人であっても、ご自宅から移動ロボットに関連した屋外での仕事をして貰えるようになりました!!

まずは、藤沢のスマートシティ(藤沢SST)での街案内をリモートからしてもらっています〜

なぜに藤沢??

この藤沢SSTは、実際に人が住んでいる街の中で先端的な取り組みをしているため、企業、自治体など多くの視察があります。

そんな中で活躍するのが、今回のOriHime搭載ハコボですっ!!分身ロボットOriHimeを使って、遠くは九州からでも神奈川県藤沢市の街を巡るツアーの案内役を担って頂いてます。

熱意あるコアメンバーのおかげもあり、半年くらいという短期間で最初のやってみよう!という企画から関係組織との調整、オペレーション構築・改善まで辿り着きました。

関連メンバー、すごいっ!!

これからイベント会場での販売促進活動などなど街案内以外のサービスも提供できないか検討中なので、ご期待下さいっ!!

オリィさんとの出会い

振り返ってみれば、オリィさんとちゃんと話したのは20年11月ということで、今から2年半くらい前のことになります。
(話した当時の想いをちゃんとnoteに残していました。)

優しさと強さを併せ持つオリィさんと話をさせてもらい、「なにかやりましょう!!」という話をしてから、2年半も経ってしまったのは、私自身が大企業病というか、大いに反省というか、情けない話ではありますが、無事にここまで辿り着けて良かったです。

諦めずに機会を探ってくれたメンバーや様々な課題を乗り越えていただいた関係者やファンディング頂いている国プロ関係者の方々に感謝です。
※自動走行技術の開発ではNEDO、遠隔案内というトライアルではJSTムーンショットプロジェクトの支援を頂いています。


今回はハコボの技術進化というより新しいサービスにトライ

OriHimeが乗ったハコボの方はというと、これまでに着実にフェーズアップをしてきました。

2020年11月からFujisawa SSTで実証実験を開始。このときは確か住宅街の公道では初めてのロボット走行というのを実現。

その後、国内で初めて1名のオペレーターが遠隔で4台同時に監視しながらの公道での自動走行、完全遠隔監視・操作型で屋外移動ロボットの道路使用許可を取得など日本のルール整備とともに技術面での進化を続けてきています。

今回の取り組みは、そのような自動走行の移動ロボットの技術的な進化というのは一旦置いておいて、(もちろん、現状のルールはしっかりと守りながら)、遠隔からの案内を味わうという新しい体験提供に軸足を置いた取り組みとして、トライアルをさせて頂いています。

トライアル開始前の練習時に、私も何度か本番さながらの体験させて頂きましたが、遠隔からの街案内というのが、どのよう体験なのかは、なかなか説明しにくいのですが、可能性は大いに感じるものでした。

遠隔からの案内をしている方が外出に不自由があるかないかというのは、案内されている方の体験価値にはほぼ関係がなく、いかに適切なタイミングで情報を伝えられるか、そしてテンポの良いインタラクションができるのかが、気持ちの良い体験になるかの決め手になっているような気がしました。

このあたりは今回のトライアルの中で、ツアー参加者、遠隔の案内役など様々な立場からしっかりと評価していきます。まだまだ技術的課題、運用的な課題もたくさん出てくると思われます。

もともと行われている見学ツアーは有料ですので、今回のトライアルも有料になりますが、ご興味ある方は下記から申し込んで頂けるようになっています。

プレスリリースの最後にも書かせていただきましたが、「従来就労につくことが難しかった外出困難者に対して、在宅で働けるフィールドを提供できるなど、身体、時間、空間の制約に囚われない暮らしや仕事の実現への貢献」にしっかりと貢献できていければと思います。

それは、パナソニックのロボットチームが目指している『ロボットをくらしのインフラように当たり前にし、人も社会のウェルビーイングに貢献していく』ということにもつながっていくと信じています。


では、また来週~!!
「フォロー」や「ハートマーク(スキ)」を押して頂けると喜びますので、どんどんマークを押しちゃってください。笑
安藤健(@takecando)
==================

Twitterでは気になった「ロボット」や「Well-being」の関連ニュースなどを発信しています。よければ、フォローください


頂いたサポートは記事作成のために活用させて頂きます。