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未来館の新しいロボット展示に関わらせて頂いています。

今週日本科学未来館からリリースがあったのですが、11月にアップデートされる常設展示の1つ「ロボット」のコーナーに関わらせて頂いています!
※※会社は全く関係なく、あくまでも個人としての活動です※※

「ナナイロクエスト -ロボットと生きる未来のものがたり」という参加型展示の監修をさせて頂いています。

人とロボットがともに暮らす未来のまちで起こる物語に参加するという内容で、専用タブレットを使ってまちで起こったトラブルを解決しながら、人とロボットとのさまざまな関係性に向き合うことができるようになっています。

もう少し詳しい内容が、リリースには書かれているので、興味ある方は是非!そして、興味がまだない!というの方も是非11月以降にお台場で体験してみてください!!

未来館のスタッフの方もそうですが、一緒に監修を担当させて頂いている京大の塩瀬先生、シナリオを作るSF作家(+スゴイ経歴)の安野 貴博さん、企画をする脱出ゲームのプロ集団SCRAPさんなどなど濃厚なメンバーで推進されており、仕事ではあまり接点がないような方々との打合せだけでも楽しくなってしまいます。


今回は、なぜこのような活動をしているかということで想いを書いておきたいと思います。

一言でいえば、「ロボットに興味持ってほしい」
もうちょっと正確に言えば、「テクノロジーと社会の関係」。
もっと言えば、「テクノロジーと自分の関係」に少しでも良いので興味を持つ人が増えたらという想いです。

このnoteの自己紹介でも書いているように、私自身は「ヒトと機械と社会の関係」に20歳くらいから興味を持つようになりました。それっぽく書いていますが、これってそんな小難しいことではないと思っています。

一人一人の周りには意識せずとも大量のテクノロジーが存在していて、その一人一人の集合として社会が形成されています。ということは、一人一人がテクノロジーとどのような関係を築くかによって、これからの社会はいかようにでも変化していくということです。

もちろん、望むように変化してくとは限らないので、考えても意味ないと思ってしまうかもしれませんし、世の中には全く違う考え方をする人もたくさんいるのが現実です。

今回の展示は、「人間のパートナーとしてのロボット」、「人間の持つスキルを再現するロボット」、「人間の身体や感覚を拡張するロボット」といったテーマをもとに、もし自分だったらどのようにテクノロジーと関わる暮らしを作りたいのかというのを楽しみながら考えるきっかけになるのではないかと思っています。

科学館という場所ではありますが、決して正解を教えるとか知識を提供するみたいな展示にはならないと思います。なぜ??そして、どうしたい??と問いかけるようなものができたらと良いなぁと。


私個人としては、仕事柄、そんなことを考えたり、議論したりする場が結構多いです。すなわち、仕事として、大人たちとロボットの社会実装について議論し、推進することが多いです。この時点で私の価値観はそれなりのバイアスが掛かっています、たぶん。笑

しかし、少し前のnoteにも書いたように、一般の人にとっては、現状ロボットに出会ったら、驚き、興味の対象です。

ルンバが家の中を掃除するようになったり、ファミレスでネコ型ロボットが配膳するようになっても、世の中のほとんどの人は、ロボットと社会について何か意見があるという人はかなり少数派なのではないでしょうか。

ただし、そんな人にこそ、是非、これからのロボットと社会の関係についても少しでも、一回でも良いので考えてみてほしい!!
本当は、「ロボットと社会」という表現は逆で、何を人間(自分)はやり続けたいのか、欲しているのか、やるべきだと思っているのか(さらには、それらをテクノロジーを使ってまでも実現したい、すべきと思うのか)について想いを耽る時間になったら最高です。

未来を担う子供たちはもちろんのこと、現在、一生懸命働いている世代の方々、そして、日本とは全く価値観の違う国々で生活している方々など、多くの異なる価値観が表現される場になったら、監修の立場というより一個人として素敵だなと思います。


公開は、11月22日。
作業的にはここから佳境になるかもしれませんが、、、オープンになったら是非来てください~~~
そして、せっかくの機会なので色々と仕掛けていきたいと思いますっ!!

色々と書いてしまいましたが、もし体験頂く際には、小難しいことは一切考えずに、思いっきり楽しんで頂けると幸いです。

では、また来週~!!
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安藤健(@takecando)
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