ことばの届く距離を想う
ことばが流れ星みたいにびゅんびゅん届いて、その反響にじぶんで驚く、という1週間だった。
北海道・二風谷から
「ゴールデンカムイのnoteを拝見しました」とわたしのInstagramに連絡をくださったのは、なんと映画ゴールデンカムイの小道具や衣装をつくられたアイヌ工芸家さんご本人だった。
えっ!!! うそでしょ。
あの、エンドロールに名前のあったご本人?
まさかご本人と繋がるなんて!!!!
間違いなくご本人だった。映画のためにつくられた小道具や着物の刺繍のことなどを教えていただいた。(そこにも原作のエピソードがこめられていて、ひとりで大興奮)
そして、後継者もたくさんいらっしゃることも教えていただいた。よかった。うれしい。
それから、「二風谷に来てくださいね〜」とおっしゃっていただいた。二風谷は、いつか行ってみたいと思っていた。これは行かないと! 行きます!
すごい。大好きな憧れの世界がぎゅいんと繋がった感じがした。
ブダペストの夜に届く
その興奮のままにメッセージのやり取りをしていたとき、なんとわたしの別のnoteの記事を読んでくださった方からもコメントが届いた。チェコに旅をしたウェディングドレスの記事だ。
旅先の眠れない夜に、ふとわたしのこのnoteに出会ってくださったのだという。いまブダペストにいらっしゃって、明後日プラハに行くので「旅するドレス」に想いを巡らせますと。なんて素敵なメッセージ。
新婚旅行だとおっしゃるその方に、結婚のお祝いのメッセージを送った。
わたしはじぶんの仕事にするくらい、そして元気が出ない時はプロポーズ動画や結婚式の動画を見て元気を出すくらいに結婚式が大好きなのだ。だからお祝いのことばを伝えられてうれしかった。
遠い外国にわたしの声が届いていたことも。誰かの眠れない夜に寄り添えたことも。
すごいなあnote。
そして青森へ
そして、青森にも。
「もしかして青森に行くかも」と思っていたけれど、3月に正式に青森に行けることになった。
関係各所にその連絡などをしていたとき、昨年9月の旅でお世話になった旅行会社の方からもメールが届いた。そして木村りんご農園の木村さんからのメッセージを転送していただいた。どうやら木村さんも、わたしのnoteを読んでくださったようだ。
わたしのこのnoteを読んでくださって、りんごをつくってきてよかったと思ってくださったこと、家族や親戚中に拡散してくださったことなどを教えていただいた。
ええ〜、こちらこそ、うれしい。
心細い夜に
ブダペストに、北海道の二風谷に、青森に。
わたしのことばが遠くまで届いた1週間だった。ことばは遠くまで行ける。そして心細い夜に誰かのそばにいることもできる。
なんて頼もしい。
でもだからこそ。
身の引き締まる思いがする。
遠くまでいけるからこそ、そのことばの温度があたたかいものであるように、わたしはせいいっぱい愛を込め続けようと思った。
2024年3月3日、青森県弘前市でこぎん刺しドレスのお披露目イベントを開催することになりました。
ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。 日本各地の布をめぐる「いとへんの旅」を、大学院の研究としてすることになりました! 研究にはお金がかかります💦いただいたサポートはありがたく、研究の旅の費用に使わせていただきます!