決めてもらっています#37

毎回カウンセリングの終わりに次のカウンセリング日時を決めることが多いですが、その際になるべくクライアントさんに決めてもらっています。

多くのクライアントさんは、
大村>自分
と勝手に捉えていますので、

「大村さんの空いている日はいつですか?合わせます」
「先生が決めてください。私決められないので」
「先生は次はいつが良いですか?」

等と言います。

まあこうなってしまうのは仕方ないと思います。
自分に自信があるとかないとか関係なく、割と普通にこうなるのではないかと思います。
カウンセラー側が「対等なんですよ」と言ってあげないと、仮に元々対等だと思っていたとしても実際に対等に接することはなかなか難しいのではないかな、と思います。
だから仕方ないです。

それはさておき、まあ普通に考えたら、カウンセリング日時を決めること、このレベルのことに上も下もありませんよね。

ということで、私のクライアントさんは自信がない人が多いので、こういうささいなことから練習してもらっています。

なるべく具体的に言ってもらいます。
「○月×日の□時からが良いです」のように。
「○日か×日か△日」というように希望日時がいくつかあるような時でも、その中でも一番の希望を言ってもらいます。

自分の希望しているものを自覚する練習、
それを相手に伝える練習、
になります。

自分の希望を自覚しにくく、かつ言えないクライアントさんにとってはとても大きなことです。

もちろん希望を言われても、その日時が私のスケジュールと合わなければ、希望通りにいかないことは当然あります。
ただし、当たり前ですが、その後にお互いが空いている他の日時の中で決めれば良いだけの話です。
ただそれだけの話です。

私のクライアントさんは、親を含めた周囲の人たちに否定されたり、意見を言わせてもらえなかったり、でしたので、こんなささいなことでも結構ハードル高いですよね。

ですので、私とこんなささいなことから練習していただいて、

「自分の希望を言って良いんだ」
「言っても否定されないんだ」
「自分の希望が通って嬉しい」
「自分の希望が通らなくても言うことに意味があるんだ」
「そりゃ自分の意見が通らないこともあるよね」
「希望通りいかなくてもその後に話し合って決められるんだ」

等という成功体験を積んでいただければと思います。

このように、「次のカウンセリングの日時を決める」ということさえも、自分を変えていく練習になるのです。
ささいなこと、と上で何度か表現していますが、本当はささいなことだなんて思っていなくて、とっても大きなことだと思っています。
というのも、私自身がこういうことから自分を変えてきたからです。

前々回の記事#35で、「すみません」と言ってしまう気持ちをわかっている人で練習していきましょう、と書いたように、こういうこと(カウンセリング日時の希望を言うというレベルのこと)が結構ハードル高くて勇気いるよね、ということをわかっている人で練習していきましょう。
私が練習しやすい人なのかどうかはもちろん人によるでしょうけどね。

あなたが練習しやすい人で練習していきましょう、ということです。



<参考>
すみません#35
https://note.com/takehearts/n/n3327676b0f8e

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