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「離島の保健師をやってみた」第16回 〜離島の食生活!〜

 島にはいくつかスーパーもあり、観光客や地元民向けの居酒屋系のお店が数店あります。スーパーでは食材からパンやお弁当などまでひと通り揃っていますので、普通に自炊は可能です。ただ、暑さや湿度がありますので、食品類はすぐに傷んでしまいます。ですので、昼ごはんなどはお店系で済ませることが多かったですね。夜も疲れていたら外食系でした。

 まず、朝ご飯は、おおよそ昨晩のおかずなどの残り+炊飯したお米あるいはパンです。お米は、やはりあまりもたない、そして炊飯したお米もすぐに傷みますので、一人暮らしですと、あまり効率が良くありません。いろいろと試行錯誤をしていき、最後のほうは、レトルトのサトウのごはんみたいな、電子レンジでお茶碗一杯分ができるものをネットで大量に購入して、毎食、活用していた気がします。
 
 仕事中のお昼ご飯は、ほとんどがスーパーのお惣菜系でした。朝、お弁当などを作っても、昼には腐っています。(本当)ですので、ほとんどの役場の職員の皆様は、昼休みになると近くのスーパーに行き、パンやおにぎりなどを買って、歩きながら食べています。ひとりきりの昼ご飯なら、スーパーのお惣菜でよいのですが、来客(沖縄本島から来る医療従事者 ※詳しくはまた今度)がある場合は、その接待(笑)もありましたので、その場合は、島の飲食店にご案内し、外食することになります。月に10回ほどは、来客との外食になりますので、わりと食費の出費があります。
 
 夕食は、レトルトごはんと同じように冷凍の総菜をチンして食べる以外は、ほとんど、居酒屋のようなところで、こちらもまた外食になります。ある意味、沖縄は夜から本番みたいな雰囲気がありますので、役場の中でもそこらかしこで宴会が始まります。私は残念ながらお酒があまり飲めませんでした。そうした夜のお付き合いがもう少しスムーズに参加できたら、まだ私は島の保健師を続けることができたかもしれません。私は、きっと付き合いの悪い保健師でした。

 お酒があまり飲めないこともありますが、夜間の急患の対応など、責任のある役割をすることもありましたので、あえてお酒を飲まなかったという部分もあります。診療所の医師も、夜間、お酒はいっさいお飲みになりませんでした。笑い話ではないですが、役場の職員から、一度、「すいません、オレ、酒飲んじゃったんで、小池さん、救急車の運転をお願いします!」と依頼されて、島のボロい救急車を運転して、現場に駆け付けたことがあります(笑)。

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振り返りnote

フライトナースや離島の保健師の経験を還元できるようなバーチャルリアリティ環境の構築およびコンテンツ作成が主な研究分野です。研究のための寄付を募っております。研究の成果はこのnoteで公表していく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。