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「離島で保健師をやってみた」第14回 〜はじめての沖縄本島〜 その1

 働きはじめて1週間ほどたったあと、課長さんから「沖縄本島の県庁や保健所に挨拶に行きましょう」といわれ、島に着いてから、はじめて島を出ることになりました。

 この島の船は朝と夕方の2便だけで、朝の便だと沖縄本島につくのは11時頃です。夕方の便は沖縄本島発が16時頃です。つまり、朝10時より前の会議や行事がある場合、朝の船では間に合わないので、前日の夕方に出発します。夕方16時以降までかかる会議などの場合も、その日に島に帰れませんので、翌日に朝に帰ることになります。

 ですので、前にもお話ししましたが、日帰りの出張はほとんどなく、丸1日かかる会議や研修などは、前日出発→当日→翌日帰島というように2泊3日となります。無事に船がでる場合はよいのですが、船が欠航したりすると本島にいけなかったり、逆に島に帰れなくなったりするので、本島への出張はかなりシビアに計画を練っていく必要がありました。

 ということで、課長さんと一緒に「島に新しい保健師がきました!よろしくです!」の挨拶周りに沖縄本島に出かけました。このときは1泊2日コースだったと思います。 

 沖縄本島に到着し、ようやく落ち着いた状態で(前回はすぐ島に向かったので沖縄本島滞在時間1時間(笑))、中心街である那覇市を散策することができました。私は田舎ものですので、わりと都会な那覇市にちょっとびっくりしてました。モノレール(ゆいれーる)も走っているし、繁華街はにぎやかだし、都会〜って思いました。

 とりあえず、私は本屋が好きだったので、課長さんに本屋の場所を聞いて、本屋を見たりしました。沖縄は本の発売日が遅いようで、2〜3日後くらいようやく発売されます。(ちなみに島に当日の新聞が届くのは、朝の沖縄本島発の便が島に到着する10時ごろになります。新聞も遅いです。)

 でも島には本屋はありませんので、欲しい本などはこういった沖縄本島の出張時などによく買いました。いまでは、Amazonなどの通販がありますので、そんなに困ることはないのですが、やっぱり実際に本を手にとって確認したいときもありますよね。(続く)

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