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町田ゼルビアを追いかけてみた②~第2節 対柏レイソル~ プレスがかからない時の戦い方・バイタルエリアのリスク管理

今日は第2節柏レイソル戦を分析していきます。
2、3において私なりの改善策も上げるので、見ていってください!

~目次~
1、町田の試合の入り方
2、後半のレイソルの対策と、私なりの町田の改善策
3、ボランチを変えたことによる弱点

1、町田の試合の入り方

町田の入り方は前節と変わらず、
同サイドで守備→奪取→FWが同サイドの裏を突く
形でデザインしていきました。
しかし、前節と違い、柏レイソルの個人技術が高く、後半になるにつれて剥がされて展開されるシーンも増えてきました。
サイドを変えられた場合には頑張って、スライドをして対応していました。

2、後半のレイソルの対策と、私なりの町田の改善策

4-4-2でセットしてサイドに追い込む守備をする町田に対し、
レイソルは大谷がCBの間に落ちることで、3バックに可変
最終ラインで数的優位を作成して、3枚のうちの1枚が確実に前進し、フリーの状態で、最終ラインの裏を突くパスを供給
していました。

最終ラインには3対4の状況をつくることで、前に出れない状況を作り、CBが前に出るスペースを作っていました。
特に後半は、中央にサイズのある選手、右サイドに速い選手を置いたことで、右サイドから崩しにかかる状態が増え、町田としては2トップのプレスがかからず、全体が引いてしまう時間帯が多かったです。

~この状況を改善するために~

①4-3-3の形を作って、3バックに3トップでプレスをかける。
②中盤は3枚のスライドで頑張る
ことで、押し込まれる展開はさけることができると思います。

リバプールがシティ相手に取ったことのある戦術です
町田ほどスライドをする意識の高い選手のそろったチームなら、このような戦術も可能だと思いますし、
ボールを奪ったら富樫選手へのロングボールで押し返すこともできると思います。
ここで大事なのは、WGの位置に入ることになるSHがSBへのパスコースを消しながらプレスをかけることです。
コースを消すことで、数的不利をなくすことができます。
コースを消しながらプレスをかけることは、スペインで活躍する乾選手は上手だと思います。

3、ボランチを変えたことによる弱点

後半攻撃力を出すために、ボランチをロメロ・フランク選手に変えました。
この選手は前への推進力があり、点を取りに行くメッセージのこもった交代だったように感じます。
確かに、前への推進力は増加し、66分のチャンスは彼が起点になったカウンターでした。
しかし、このカウンターが失敗した後にレイソルからカウンターを受け、失点をしてしまいます。
ロメロ・フランク選手が入ってから、ボランチのスペースがあくようになりました。
チームとしてここのスペースをどのようにするかが、曖昧だったように思います。
実際に失点シーンでは右サイドのクリスティアーノ選手がカットインし、瀬川選手がパスを受け、バイタルエリアを斜めにドリブルし、シュートを打たれています。
最初のパスの段階で、ここのスペースをケアしておきたかったです。

~改善するために~
「ボランチが2枚上がらない」
という約束を徹底させ、できればSBが絞って中盤に2枚残しておくことができたらいい
と思います。
攻撃にいくというメッセージが込められていたため、カウンターを受けることは想定内だったかもしれませんが、ロメロ・フランク選手の推進力を生かすためにもリスク管理をしてほしいです。

今日はこの辺で!ご意見・ご感想お待ちしています!


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