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地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

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地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
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記事一覧

MATCHAが新たに始める滞在型発信の話

MATCHAの編集者の溝端さんが、香川県三豊市に4月から1年間出向することになりました。2月末に急遽決まったこの話。 1年間の滞在では、三豊市だけでなく、香川県、瀬戸内広域の情報を発信していきます。 なぜやるか滞在型発信の構想は4年前に戻ります。当時から、自治体との仕事をする中で、数回の取材だけでは正直魅力を発掘し、発信しきれないと感じていました。(もちろん、毎回ベストは尽くしています。) だったら、半年なり1年間なりその土地に住んで情報発信をしていったほうが、地域にと

日本酒を海外に広めるために重要なこと

日本酒業界にとってほぼ最大の希望と言って良い、海外向け販売。5年で2倍と数字では伸びているが、絶対量としてはまだまだだ。 酒蔵自らが海外に売り込むよりも先に、海外のソムリエや、権威者による取り組みが広がりつつあり、まだまだ「お膳立て」に乗っているのが正直なところ。積極的に作り手自らが展示会などに出展し、海外のマーケットを切り開こうとするワイン業界とはそこが異なる。 環境的には大きなチャンスで、海外、特にアジアのマーケットで日本料理店や寿司店が急激に増えている。オーナーが日

DMOがすべきこと 〜グランドビジョンの重要性〜

たとえば、瀬戸内の楽しみ方のひとつであるサイクリング。しまなみ海道と呼ばれる道のりがあり、広島県の尾道から、愛媛県の今治まで、様々な島をつないでいる。自転車専用道ではないものの、道路には明確に色分けされた自転車用コースと、「今治まで後○キロ」という標識があり、サイクリストに配慮した素晴らしい道だと感動した。 が、その道路の整備具合に対して、帰りのフェリー路線には驚いてしまった。地元人でも乗り分けが難しいのではないか? というような細かさだったのだ。 しかも、これらの航路は

01.市民の手でまちづくりがエンタメ化される話 (失敗談と今考えていること)

01.これから僕がやってみようと考えていること 02.この考えに至った経緯 03.ひらめいて人に勢いで見せてみた(半分失敗談) 04.『市民の手でまちづくりがエンタメ化される』とはどういうことなのか 上記、この記事の要点をまとめてみました。 岡田健太朗と申します。 人生で初めてブログを書きますので、初回は少しボリュームのある記事になります。お付き合い頂けると幸いです。 正直に綴っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 01.これから僕がやってみようと考

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03.ロールモデルとしての山口県

この記事の内容 1.山口県ってどんなところ? 2.クラウドファンディングで協力を依頼したい企業様 SNSを通して、 若者の地方離れを緩和したい人と、週末の予定を立てたい人をマッチングすることでまちづくりをエンターテインメントとして多くの人に楽しく行なってもらえる仕組みを考えています。 その仕組みをリリースし始める舞台を、私の地元の山口県から始めたいと考えています。 リリースして、トライアンドエラーを重ねてより良いプロダクトへと近づけます。(スタートアップについてはまた改めて

02.観光客が求めることを研究しておもてなしを考える話

記事の内容 1.旅マエ、旅ナカ、旅アトのシーンによる要求の違い 2.旅マエの観光客は総合点で行き先を決める 3.外国人旅行者(インバウンド)の求めること 4.実際の地方のまちづくりの取り組み 5.まとめ SNSを通して、 若者の地方離れを緩和したい人と、週末の予定を立てたい人をマッチングすることでまちづくりをエンターテインメントとして多くの人に楽しく行なってもらえる仕組みを考えています。 本当に世の中の役に立つプロダクトをつくるために、 観光客が求めていることを研究しました

地方地域で頑張る人が身につけるべき力

先日、こんな記事を読んだ。 地方創生計画 外注多数 交付21億円超 都内企業へ アンケートに回答し、実際に支払いが確認された約40億円のうち、半数となる21億円が東京の企業に発注されているそう。地方地域活性化のためのお金なのに、東京の企業が潤うという実態になっている。 これは皮肉であると同時に、理解もできる。 僕の周りにはそれぞれの地域を盛り上げるために奮闘している人がたくさんいる。が、地元で頑張るプレイヤーを知らない、どんなことができるのかも知らない、という行政は少な

地域の暮らしと、地域のものづくりを意識できる日。

佐賀県庁で行われているニューノーマル展の様子。2/11(月・祝)まで開催! ●地域のものづくりを意識できる日。 ニューノーマル展、先週の金曜日にオープニングを迎え、無事に展示会を開催することができました。僕らは、つくりて、そして一緒に考える人、そしてつかいて(自分たちも含む)と共に約半年間「暮らしに対して」「地域のものづくり、食文化に対して」議論を繰り返してきました。そして、その半年を集約集約して展示会という形で形に落とし込みました。 当日トークイベントもあり「ものづ

どんなものを買うかということは投票である。

食や農の分野に関わるようになって、食べるものの選び方は大きく変わった。 何も知らなかったころは価格が一番の判断基準で、 品質がいいと保証されているものは高くてもか売っている購買の仕方をしていた。 今はじょじょに変化してきている。 どう変化しているかというと、ストーリーを知っていて、 応援したい企業の商品を買うようにしている。 一番面白いところで言えば、「味噌」である。 正直、昔は味噌なんてなんでもいいと思っていた。 何故ならそもそも味噌は味噌という一括りであって、 味の違

地域を編集するローカルリーダーになるには

9月1日、和歌山県にて「箕輪厚介トークショー 地域を編集するローカルリーダーになるには」と題した講演会が行われました。 地方創生会議を立ち上げた和歌山出身の起業家、小幡さんがモデレーターを務めてトークは進んでいきます。 観光紹介で行うべき編集とは編集とは、1つのキーワードに沿って削っていく作業。素材をそのまま使うのではなく、1つの串で刺すことによってストーリーを作ることができます。 地方の観光紹介についても、編集という作業を行うべきだと箕輪さんは言います。地域のいいとこ

ローカルデザインラボ 共創編

  15万部を超える売り上げを記録した「東大読書」の著者・現役東大生・西岡壱誠氏が、東大生の目線で、これからの教育のあり方、さらに学びのフィールドとして地域活動が最適なのではないか? という日本社会の未来について語ります。 この西岡氏の問いに対して、地域現場でDMO構想などの立ち上げに携わる 一般社団法人観光マーケティング協会 代表理事善井靖氏と大友信秀氏が、現場目線で、西岡氏の問いに応えるトークイベントを実施しました。 現役東大生と地域について知りつくした男のスペシャル

データ戦略の会社が考える「地域ブランディングのポイントと効果測定」

以前の記事「マーケティングとブランディングの違い」「ブランディングと効果測定」がTwitterやNewsPicksなどで広く読まれ、大変好評を頂きました。 読んで頂いた方のうち、地方創生に関わっている方から「地域のブランディングの場合はどう考えたら良いのか」というリクエストがあったので、今回は地域ブランディングについて考えてみたいと思います。 民間企業との違いを踏まえた、地域ブランディングのポイントマーケティングとブランディングの定義は、前回記事でも書きましたが以下のよう

“地方創生”は「配分」ではなく「創りだす」ことではないのか?

地域活性という分野に興味を持ち始めてから、いろんな地域活性というお仕事のかたちを知ってきた。 地域活性というものには定義もゴールもなくて、人それぞれなのだということを大前提に 地方自治体から都内の企業がお仕事を受注して、その地に何らかの形で還元をするという地方創生になんっか違和感を抱いていて。 このツイートを拝見して、きっとこの違和感は、それが「配分」でしかないからなのでは?と思った。 都市または他の地域にある資源(ヒト・カネ・モノ・情報など)を配分しているだけで、マ

「地方活性」には興味がない。ただ、好きな人達と楽しく生きたいだけ。

地方でワーワー騒いで活動してると、たまに勘違いされるけど、私個人としては「地域活性」には興味がない。 私は、熊本でイベント企画をやっていたり、熊本のプロジェクトに参加はしていたりしていて、地域を盛り上げようとしてるとか思われたりもするんだけど、「熊本のために」とか特に思ってない。 自分が住んでる地域に自分が楽しいと思えることがそんなにないから、自分で自分が楽しめることを作るしかないなーと思ってやってることが多い。娯楽、息抜き、そんな感じ。 東京とかから起業家とかクリエイ